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シュンギク栽培 家庭菜園やプランター菜園おすすめ品種6選



2018/3/3/10



冬の鍋物には欠かせないシュンギク。独特の香りと味が上品です。
花の菊は秋に花を咲かせますが、春に花が咲くことから『春菊』とよばれるようになりました。

発芽率が低いですが、発芽さえすればあとは比較的簡単に栽培できます。
今回は初心者でも安心して栽培できて、人気の品種を選んでみました。

シュンギク品種選びの参考になれば幸いです。





シュンギクの分類



シュンギクは葉の形状によって3つに大別されます。

大葉種

葉幅が広く切れ込みが浅い

中葉種

葉幅がやや広く切れ込みが多い

小葉種

葉の切れ込みが深くて細かい

この3種類の中でもっとも多く栽培されているのは中葉種です。



さらに、中葉種は2種類に分けられます。

株張り種

株元からの分岐が多く、株ごと収穫するタイプ。
主に関西地方で多く栽培されています。

摘み取り種

立性型で、伸びた側枝を収穫するタイプ。
主に、関東地方で多く栽培されています。



シュンギク栽培の注意点



春まきでも秋まきでも栽培できますが、秋まきのほうが簡単に育てられますし、収穫後すぐ鍋物に利用できますから旬を楽しめます。

発芽率を上げるために、タネを一昼夜水に浸しておくと良いです。
また、好光性種子ですのでタネまき後の覆土は薄めにしておきます。
薄めの覆土は乾燥の危険がありますから、稲わらやべたがけ資材などを被覆しておくと安心です。

中葉の摘み取り種は1株で何度も収穫するので肥料切れを起こさないように追肥を行います。

中葉の摘み取り種の株間は20㎝程度、株張り種の株間は10㎝程度とします。

シュンギク栽培についてはこちらが参考になります。
🔗タキイのシュンギク栽培マニュアル
🔗サカタのタネ 園芸通信 失敗しない栽培レッスン



おすすめシュンギク品種6選



それでは、おすすめのシュンギク品種を紹介していきます。
尚、2018年4月の楽天、amazon、ヤフーショッピングのランキング等を参考に厳選しています。




① 菊之助 大葉春菊

西日本でおたふく春菊と呼ばれる、特に葉の切れ込みの少ない鮮緑の丸葉系大葉春菊。
シュンギク特有の香りがまろやかで、苦みがほとんどない。葉は肉厚でやわらかくジューシーな食感。
あえ物・お浸しはもちろん、アクが少ないのでサラダやしゃぶしゃぶにおすすめ
交配種ならではの葉ぞろい・株ぞろいにすぐれ、生育旺盛で栽培容易。

【栽培の要点】

シュンギクは好光性種子なので、覆土を薄くする
一斉発芽を促すため、発芽がそろうまでは乾燥させないように潅水を十分に行い、その後はやや控えめにする。
良品を収穫するためには、冬季はハウス栽培とし、不織布などの被覆資材を利用して保温を行い、生育促進を図る。
従来の栽培よりもやや密植し、10~12cm程度で収穫する小株栽培であれば、ハウス周年栽培が可能。
ベビーリーフ的な使い方でサラダに好適。
高温・多湿条件下では炭疽病が発生しやすいので、排水を図るとともに、チッソ過多や肥料切れに注意し、順調な生育を促す。

▷菊之助を詳しく見てみる





② きわめ中葉春菊 中葉摘みとり種

耐寒性にすぐれ、濃緑で良質な中葉の摘みとり種。
低温伸長性にすぐれ、側枝の発生が多く、栽培容易
草姿は立性で摘みとりやすく、葉はやわらかくて香りが高い。
根つきのまま出荷する「抜きとり」も可能。

【栽培の要点】
均一な土づくりと適度な潅水で、一斉発芽を心掛ける。
条間20~25cmで条まきし、本葉5枚までに株間15~20cm間隔とする。
肥料は元肥主体とするが、摘みとり栽培では収穫の度に追肥を行う。
春まきは抽苔するので、早めに収穫する。

▷きわめ中葉春菊を詳しく見てみる





③ 大葉春菊

耐暑・耐寒性にすぐれ、栽培容易で長期間収穫できる大葉種。
葉は大葉で切れ込みが少なく、葉肉は厚くてやわらかで、香りと食味がよい。
シュンギク特有のえぐみが少なく、生食も可能

【栽培の要点】
均一な土づくりと適度な潅水で、一斉発芽を心掛ける。
条間20~25cmで条まきし、本葉5枚までに株間15~20cm間隔とする。
肥料は元肥主体とするが、摘みとり栽培では収穫の度に追肥を行う。
春まきは抽苔するので、早めに収穫する

▷大葉春菊を詳しく見てみる





④ 菊次郎 中葉株張り種

葉ぞろい・株ぞろいがよく、分枝性にすぐれており、株張りがきわめて良好な中葉の株張り種。
石灰欠乏が原因で発生する芯腐れ症に強く、葉は濃緑で葉肉も厚く日もち性がよいため、高温期や水耕での栽培も容易。
草姿は立性、葉柄がしなやかで折れにくいので収穫しやすく、結束作業も能率よくできて省力できる。
中葉の葉形でよくそろい、切れ込みは中くらい。葉はやわらかく、香りにすぐれ、品質はいたって良好

【栽培の要点】
シュンギクは好光性種子なので、覆土は薄くし、発芽がそろうまでは乾燥させないよう潅水を十分に行って、一斉発芽を促し、その後はやや控えめにする。
良品収穫には、夏季は雨よけ、冬季はハウス栽培が適当。
冬季の栽培では、不織布などの被覆資材を使用して保温を行い、生育促進を図る
石灰欠乏症が発生しやすい夏季栽培では、ハウス内が高温・乾燥状態にならないように遮光資材を利用し、換気・潅水に留意する。
また、土壌の肥料濃度が高まると発生しやすいので、前作の残存肥料を考慮して、適正肥料濃度となるように施肥量を調節する。
完熟堆肥などの有機質を適切に施し、透水性・保水性にすぐれた、腐植質に富んだ土づくりに努める。

▷菊次郎を詳しく見てみる





⑤ さとにしき  中葉株張り種

病気や暑さ寒さに強い株張り型の中葉シュンギク。
葉色が濃く、そろいがよく収穫が容易です。
石灰欠乏症が出にくく、香り、食味もよく、品質がすぐれています

【栽培の要点】
株張り種なので、収穫は草丈が20cmぐらいになったら株ごと引き抜いて行います。
摘みとり収穫は不向きです。

▷さとにしきを詳しく見てみる





⑥ きくまろ 中葉株張り種

株張り系の中大葉シュンギクで、葉色は淡いです。
シュンギク特有の香りがきつくなく、マイルドな香りです。
火の通りが早いので鍋ではさっとくぐらせるだけでOK。
先端部の葉が特に柔らかく、生でサラダにしてもおいしいです。

【栽培の要点】
草丈が15cmぐらいになったら株ごと引き抜いて収穫します。
株張り型なので、ホウレンソウやコマツナのように根から株ごと収穫します。
摘みとり収穫には不向きです

▷きくまろを詳しく見てみる




まとめ



シュンギクをはじめ葉物野菜の場合、株間をあまりとらず、密植させ過ぎると空気の通りが悪くなり淀みができます。
この淀みに病害虫が発生しますから、必ず空気の通り道を確保することを心がけて栽培しましょう。


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参考文献


いつも参考にしている家庭菜園の教科書です。
よかったら読んでみてください。

▷▷やさい畑 2018年 10月号

▷▷野菜だより 2018年 11月号

▷▷現代農業 2018年 11月号



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Last Modified : 2018-11-09

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