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好気性発酵 7日で完成 米ぬか・もみ殻堆肥づくり 2018秋

  •   24, 2018 11:00
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2018/9/16/8



米ぬかともみ殻を使った堆肥・ボカシづくりを紹介します。

堆肥やボカシは、微生物が有機物を分解して植物が吸収できる状態になったものです。

水分、温度、湿度を微生物が活発に活動できる状態に管理して、野菜が喜ぶ堆肥・ボカシを作りましょう。

微生物を自由に操ることができれば、植物栽培は劇的に楽になります。





2018年9月15日 1日目 仕込み



堆肥・ボカシづくりは、日本酒造りに欠かせない職人『杜氏』が米麹をつくるようなイメージで行うと、微生物の理想の水分、温度、湿度を推測しやすいと思います。

《材料》

米ぬか ・・・ 1.2キロ

もみ殻 ・・・ 2キロ

温水 ・・・ 適量

発酵促進剤 ・・・ 少々

※ 大容量ではなく、一般家庭にある物置で作れるような容量です。

※ 米ぬかはスーパーで売ってるぬか漬け用(ぬか100%で1袋500g100円くらい)を、もみ殻はホームセンターの園芸コーナー(1袋1㎏400円くらい)で売ってるものを使用します。

※ 水でも温水でも大丈夫ですが発酵のエンジンがかかりやすいように温水を使います。また、乳酸菌が多く働いてくれる願いを込めて培養液を加えてあります。
🔗乳酸菌で土づくりについてはこちらから

※ 発酵促進剤は、発酵エンジンがかかりやすいように少量混ぜました。冬場はあった方が良いかもしれません。




もみ殻を容器(網目状のカゴ)に入れ水をかけ、浸み込むように数時間置いておきます。

2018/9/16/4



米ぬかに発酵促進剤を少量よく混ぜてから、水を加えていきます(そば打ちのイメージで少量ずつ)。

手で強く握って少し水がにじみ出るか出ないか、くらいの絶妙な水分量にもってくる、ここ大事です。

2018/9/16/5

2018/9/16/6




シートにもみ殻を広げ、米ぬかを加えよく混ぜます。
もみ殻は硬くて分解しにくいため長時間をかけて分解します。当面は微生物の住みかにもなりますから、微生物のエサになる米ぬかをもみ殻にまんべんなくすり付けるように混ぜます。

2018/9/16/7



カゴに入れ、ひと回り大きい発泡スチロールの容器に入れフタをします。
雨風をしのげる物置におきます。

スチロール容器に入れることで、温度と湿度を一定に保つことができます。になります。
フタには穴を開けてありますので空気が出入りできます。ゴザで室の中の温度湿度調整をします。(冬は毛布や布団をまきます)

2018/9/16/8

201809160945355c6.jpeg



温度計をさして観察していきます。

24.5℃からスタートです。

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30℃ エンジンかかったかな。

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2018年9月16日 2日目



50℃ エンジンかかりました。
湯気が上がって良い香りです。

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57℃ 良い調子です。

ここから先は色々な意見、考えがあります。
70〜80℃まで上げて切り返して冷ます、を数回やるとか、焼けボカシになるので60℃辺りをキープさせるとか…

前回は高温になり過ぎ、アンモニア臭がしてカリカリ黒黒のボカシにしてしまったので、完熟というよりは中熟堆肥のような感じに仕上がってくれれば良いと思っています。

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2018年9月17日 3日目



55℃ 表面に白い粉のようなものが見えます。
菌糸です。 微生物が活発に増殖している証拠です。

17日7時



48℃ 下がってきました。
水分が無くなったのか、米ぬか有機物を分解し終えたのか。

17日7時/2


2018年9月18日 4日目



35℃
水分を加えてよく混ぜます。
分解する米ぬか有機物がまだあれば再び温度が上がるはずですが。

※ちなみに、もみ殻は炭素主体なので温度が上がるほどの分解スピードはなく、ゆっくり分解されていき、腐植になっていきます。
🔗堆肥の発酵メカニズムについてはこちらから

18日7時



28℃からリスタート

18日7時/加水後



夜 66℃
再び温度上昇です。すごい!

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2018年9月19日 5日目



朝 59℃

9/19朝



夜 53℃
米ぬかのにおいが消え、発酵独特の臭いになってきました。アンモニア臭とは違います。
水分もなくなってきていますので明朝は下がるかも。

9/19/夜


2018年9月20日 6日目



朝 31.5℃

下がりました。乳酸菌培養液入りの水を加えてよく混ぜます。
分解する米ぬか有機物がまだあれば再び温度が上がるはずです。

9/20朝



24℃からリスタートです。

9/20加水後



夜 47℃

再び上昇しました。が、前回より上がり幅が少ないようです。
いよいよ終盤か。

9/20/夜


2018年9月21日 7日目



朝 50℃

9/21/朝



夜 36℃

下がりました。水分はまだ少し残っているのに下がりましたので、米ぬか有機物が分解し終えたと認識することにします。
1.2キロの米ぬかを7日かけて分解したということになります。

2.3日寝かせて完成とします。

9/21/夜


2018年9月24日 10日目



シートに広げて乾燥させます。
嫌な臭いもせず、良い感じに仕上がったと思います。

9/24/もみ殻2



もみ殻にビッシリと米ぬか発酵物が付着しているのが見えると思います。
ここに栄養と有用微生物が何百億と住みついていて、野菜を元気に美味しくしてくれるかと思うとワクワクします。
そして、もみ殻は土をフカフカにしてくれるのです。

9/24/もみ殻1


まとめ



堆肥やボカシをあらかじめ作っておくわけ

土に有機物が投入されると、エサを求めて微生物が活発に動き出します。『乳酸菌』や『酵母菌』などの植物にとっての有用菌が多く動いてくれれば理想的な発酵になるのですが、そうでない場合があります。

水はけが悪かったり、大雨で水たまりになってしまうような畑で、土に酸素が含まれていない土壌では、同じ分解でも発酵ではなく腐敗となる微生物が動き出します

腐敗の場合は、植物の生育を悪くする物質が出来たり、有毒なガスが発生したりします。何より腐敗臭に誘われてハエやセンチュウなどの害虫が寄ってきて、悪の温床となってしまいます。

土の中は見えませんから、どっちに転ぶか分からないようなことはせず、あらかじめ外で発酵(分解)を済ませておくことで腐敗リスクを減らすことができるのです。
🔗良い堆肥 悪い堆肥についてはこちらから


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🔗乳酸菌で土づくりについてはこちらから
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参考文献


いつも参考にしている家庭菜園の教科書です。
よかったら読んでみてください。

▷▷やさい畑 2018年 10月号

▷▷野菜だより 2018年 11月号

▷▷現代農業 2018年 11月号



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