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ダイコン栽培 家庭菜園やプランター菜園おすすめ品種10選



2018/3/15/1




スーパーなどでは1年中買うことのできるダイコン。家庭菜園でも春作、秋作と栽培することができます。
煮物やサラダ、漬物、大根おろしなど、料理レパートリーも多く人気の野菜です。
人気ゆえに、多くの品種が出回っていますので、どれを選んでいいのか迷う方もいると思います。
今回は、初心者でも栽培しやすい品種を探してみました。
お口に合うダイコンの品種が見つかるといいですね。





主流は青首ダイコン



現在、市場に一番多く出回っているダイコンの品種は『青首ダイコン』です。
甘みがあり水分を多く含むことから、煮物や漬物、サラダや切り干し大根など、いろいろな料理で味わうことができます。

その他にも『練馬大根』や『桜島大根』など、各地の気候風土に合わせたダイコンが栽培されています。
▷こちらが参考になります

一般的にダイコンは冬が旬ですが、品種改良により春でも栽培することができるようになりました。


ダイコン栽培の注意点



栽培時期に合った品種を選ぶことが大事です。

ダイコンは根が深くまで伸びますから、30㎝以上の作土層が必要です。
しっかり耕して新鮮な空気を含んだ土づくりをしておきます。
ミニ大根は、深い作土層が必要なくプランターでも安心して栽培できます。

土の中に小石や土塊などの障害物があり、根の成長点とぶつかると『又根』になりますから、しっかり取り除いておきましょう。

冬ダイコンは収穫せずに土の中で保存できますが、条件が悪いとスが入って味が落ちるので、なるべく適期の収穫を心がけます。

白い根の部分だけでなく、葉や間引きした株も美味しく食べれますので利用しましょう。

ダイコン栽培についてはこちらが参考になります。
▷サカタのタネ園芸通信
▷タキイのダイコン栽培マニュアル


おすすめのダイコン品種



それではおすすめダイコン種を紹介していきます。

今回は、主流の青首ダイコンで栽培しやすい秋冬まきと春まき品種、プランターでも栽培しやすいミニ大根、薬味として利用したい辛み品種を選んでみました。


冬ダイコン種



① 耐病総太り 青首ダイコン

ロングセラーを続ける良質の青首総太りダイコンの代名詞
作りやすく、特にス入りが遅い。
尻の肉付きがよく、肌は白くてツヤがあり、青首とのコントラストが美しく、肉質も上々。
秋の適期栽培では根長38cm、根径8cm程度になる。

【栽培の要点】
春まき・秋まき栽培ともに無理な早まきをするよりも、順調に育てて早どりをねらう。
吸肥力は比較的旺盛で、多肥栽培や追肥の遅効きは葉勝ちや空洞症の発生につながるので、作型に応じた施肥を行う。
中間・暖地の春まきでの早まき限界は、播種後、半月間の平均気温16~17℃が目安。

▷耐病総太りを見てみる





② 冬の浦総太り 青首ダイコン

根形は総太り型で、低温伸長性に優れ、短根や中太りになりにくい品種です。
肌は滑らかでツヤがあり、肉質は緻密で、ス入りは特に遅く、甘みが特に強いです。
草姿は中間型、草勢は中程度、耐寒性が強く、抽苔はやや遅いです。
作型は、暖地と中間地の9月下旬~10月上中旬まき、1~2月どり栽培などに適しています。
2月どり栽培では、根長は38cm前後となります。

▷冬の浦を見てみる





③ 優等生 青首ダイコン

イオウ病・ウィルス病に強く、高温期の生理障害が少ない。
播種幅が広く、秋播き・晩秋播き・春播きの三季播きができる
暖地・中間地の9月下旬~10月上旬播き、1~2月収穫のトンネルまたはハウス栽培では、小葉であるが下葉の黄化がなく、低温においても伸長・肥大性に優れている。
根径7.5cm前後、根長36~38cm、根重1.2kg前後で尻つまりがよい青首総太り。肉色は白色、ジューシーで食味がよい。

▷優等生を見てみる





④ YRくらま 青首ダイコン

ウイルス病、萎黄病に強い青首総太り型ダイコン。
葉の茂りはやや旺盛。
肌は滑らかでツヤがあり、肉質は極めてすぐれる
適期栽培では根長36cm、根径8cm程度になり、ス入りも安定して遅い。

【栽培の要点】
適期播種に努め、本種の早太り性を生かす。
本種は少肥向きの品種なので、高温期の栽培(中間・暖地の早まきや冷涼地の6~7月まき)や、火山灰土などの肥沃地では、多肥や追肥の遅れが葉勝ちや生育後半の急激な肥大につながり、空洞症や裂根の原因となる。

▷YRくらまを見てみる



春ダイコン



⑤ 耐病総太り二号 青首ダイコン

春まきに向く耐病総太りです。長さ38cm程度で曲がりも少ないです。

▷春まき耐病総太り二号 RF を見てみる





⑥ 三太郎 白首ダイコン

場所を選ばず播種期幅が広い
抽苔が極めて遅く、耐寒性も強いため、秋どり栽培に最適で、厳寒期における冬~春どり栽培にも適する。
また、短形品種のため比較的耕土が浅い場所での栽培も可能
萎黄病、ウイルス病などの病害にも強い。
肉質は緻密で純白。特に煮ダイコンに適し、調理の味がしみ込みやすくおいしい
草勢は比較的おとなしく、密植栽培が可能。株間を調節することにより、お好みのサイズ(0.5~3kg程度)で収穫できる。
ス入りが遅く、裂根もしにくいので在圃期間が長く、とり遅れによる失敗が少ないので家庭菜園にも向く。

【栽培の要点】
良品生産には、堆肥などの有機物を施用し、保水・排水性のよい土づくりを行うことが大切。
施肥量は従来の青首ダイコンと同量を目安とするが、草勢がおとなしいので、栽培期間の長い冬から春どりは特に生育後半まで肥料切れしないよう、やや多めの肥料設計がよい。
収穫サイズを根長30cm(約1.5kg)としたい場合、栽植密度は25×40cm程度とする。また、根長20cm(約0.8kg)としたい場合は20×20cmとし、10a当たり1万5,000本を目安とする。
秋の適期まきにおける栽培日数は60日程度で、ミニダイコンの用途で販売されている早生品種より熟期は遅いので収穫期の判断を誤らないよう注意する。
高温期の栽培では根長が長くなりやすく、横縞症が発生する恐れもあるので不向き。

▷三太郎を見てみる



ミニ大根



⑦ ころっ娘 青首ダイコン

草姿が小葉で立性なので、密植が可能。
肌がきれいで夏~晩秋まきの栽培でも根形がよくまとまる。
す入りが遅く、肉質は緻密で食味にすぐれる。サラダ、浅漬け、おろし、煮物など幅広い用途に利用できる。
ウイルス病、軟腐病、横縞症などの各種病害に強い。
夏秋栽培では播種後50 ~65日で根長20~25cm、根径7.0~7.5cmほどで収穫できる。

▷ころっ娘を見てみる





⑧ 味いちばん 青首ダイコン

肉質は緻密で、食味は最高!高温期の収穫でも辛味が少なくクセのない食味なので加工用、自家用に大好評。
サラダ、浅漬け、キムチ、おでん、大根おろし等どんな用途にも適する
播種後60日で、根長23cm後、根重1.2kg内外に良く揃う。(平坦地9月上旬まき。)ス入りの心配はなく、収穫期幅が非常に広い。
晩抽性があり、暑さ・寒さに強いため、春・夏・秋まき可能で、栽培しやすい。
イオウ病、ウイルス病、ナンプ病に強く、生理障害の心配もない。

▷味いちばんを見てみる



辛みダイコン



⑨ 辛之助 

一般の青首ダイコンより辛味が非常に強く、皮ごとおろしてそばの薬味や大根おろしなどに利用する。
9月上旬まきの露地栽培(株間20×20cm)では、収穫までの日数は約60日程度。根長7cm、根径8cmぐらいの収穫が標準でそろいがよい。
株間を調節することで、根径5~10cm程度までの収穫も可能となる。
葉はやや大きめだが、根部の形状はなだらかな円すい形のため、尻部の裂根が少なく作りやすい。

【栽培の要点】

栽培期間中に乾燥、過湿を繰り返すような条件にあうとス入り、裂根が発生する恐れがある。
良品生産のためには堆肥等の有機物を施用し、保水、排水性のよい土づくりを行うことが重要となる。
高温条件では葉の生育が勝り、肝心の根の肥大、尻の肉付きが悪くなるので無理な早まきは避ける。
また、萎黄病等の土壌病害に耐病性を持たないので栽培場所には注意が必要。
本種の抽苔性は「耐病総太り」程度のため、一般地の4月下旬まきが可能。
ただし葉の生育が旺盛なため、秋まきに比べて根部形状が乱れやすく、秋まきより施肥量を控えめとした栽培が必要となる。

▷辛之助を見てみる





⑩ カザフ辛味

中辛の甘味もある小型青首丸大根で、皮ごとおろして、そばの薬味、大根おろしに最適です。
薄切りや短冊に切ってサラダとしても美味しく食べられます
播種後41日頃から収穫できます。※皮に近い部分に辛味成分があります。
おろしてから時間がたつと辛味が弱まるので利用直前におろすとおいしく食べれます。

▷カザフ辛味大根を見てみる



まとめ



大根は根の成長部分を食べますから、土の環境がとっても重要です。
理想の土は、排水力、保水力、保肥力、そして十分な酸素があることです。

大雨でいつまでも根が水につかっていれば腐ってしまいます。

根のまわり数ミリの幅には微生物がたくさん集まり、栄養分の受け渡しや病原菌から根を守る働きをしています。
根も微生物も呼吸をしていますから、土中の酸素は大事なんです。

ふっくらフワフワな土は酸素が十分あることの証明です。

ダイコン栽培についてはこちらをご覧ください
🔗写真でわかりやすい!ダイコン栽培記録 【種まき・間引き・収穫】 2018版


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参考文献


いつも参考にしている家庭菜園の教科書です。
よかったら読んでみてください。

▷▷やさい畑 2018年 10月号

▷▷野菜だより 2018年 11月号

▷▷現代農業 2018年 11月号



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Last Modified : 2019-01-04

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