投稿:2018-04-18
| 更新:2018-11-09
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カブは、和、洋、中華いずれの料理にも使え、漬け物、煮物などでおいしく食べられます。
春と秋に栽培することができ、栽培期間も短いため家庭菜園初心者でも苦労なく育てられる作物です。
地方品種が多く、種類が多い野菜なので、どの品種を栽培しようか迷います。
今回は初心者でも栽培しやすく、定番の品種を選んでみました。
カブの種選びの参考になれば幸いです。
カブの分類
カブは、大まかに赤カブ、白カブなど色によって分けられます。
さらに白カブは、大カブ、中カブ、小カブというように根の大きさによって分けられます。
大カブは、直径15~30㎝ほどの千枚漬けに使われる京都の聖護院カブ、中カブは直径10㎝ほどの天王寺カブ、小カブは東京の金町カブが代表品種です。
カブ栽培の注意点
冷涼な気候を好む野菜で、暑さには弱いです。
栽培季節に合った品種を選ぶことが大事です。
根割れや又根の原因になるので畑に直接タネをまいて育てるようにします。
アブラナ科の野菜ですので害虫の大好物です。
生育初期の葉が小さい時期に、葉を食害されると致命的になりますので、生育初期から防虫ネットでトンネルして害虫予防をしましょう。
プランター栽培の防虫はこちらがおすすめです。
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小カブは4.5㎝、中カブは、8~10㎝、大カブは20~30㎝くらいで収穫になります。
収穫が遅れるとスがはいったり列根になりますので適期収穫を心がけます。
カブ栽培についてはこちらが参考になります。
🔗タキイ種苗 タキイのカブ栽培マニュアル
🔗サカタのタネ 園芸通信 失敗しない栽培レッスン
おすすめカブ品種5選
それでは、おすすめのカブ品種を紹介していきます。
尚、2018年4月の楽天、amazon、ヤフーショッピングのランキング等を参考に厳選しています。
① 耐病ひかり 中~大カブ
強勢で太りが早く、小中~中大カブまで市場の要求に合わせて収穫できる、栽培容易な万能種。
形状は早くから整い、厚みのある扁円でそろいがよい。
肌はツヤがあり、ス入りや根割れの心配は少ない。
【栽培の要点】
生育旺盛で吸肥力が強いため、それぞれの作型やねらう大きさに応じた肥培をすることが大切。
高温時の栽培は、葉勝ちや根割れになりやすいため過剰施肥に注意する。
▷耐病ひかりを詳しく見てみる

② 金町小カブ 小カブ
作りやすい極早生の小カブ。
葉は葉縁に小さい切れ込みがあり、葉柄は細長くて20cm程度。茎葉ともやわらかい。
根部は純白でツヤがあり、根径4~5cm程度の整った球形で美しい。
肉質はやわらかくて甘みがあり、食味上々。
【栽培の要点】
生育初期の乾燥に特に注意し、適期に間引きをして初期生育の促進を図る。
施肥は元肥主体とし、根割れの原因となる急激な肥効や遅効きには注意する。
夏まきの早どり栽培では、特に病害虫防除を早めに行う。
▷金町小蕪を詳しく見てみる

③ スワン 小~大カブ
小カブから中大カブまで、随時どりができる。
小カブとしても形質がすぐれ、本命の中大カブどりでは、厚みのある扁円の根形で尻づまりがよく、ス入りも遅い。
肉質はやわらかく甘みがあり、漬物のほか、サラダ用に通用する良質性が最大の特長。
【栽培の要点】
夏まきでは無理な早まきはせず、適期播種を行う。
栽植密度は、小カブどりでは従来の小カブ栽培に準じるが、中大カブどりでは20×20cm程度が標準。
中大カブどりでは直径12cm程度を最大限とし、適期収穫に努めるとともに、肥料の遅効きを避ける。
▷スワンを詳しく見てみる

④ あやめ雪 小カブ
肌は肩の部分が鮮紫色、下の部分が白色になります。
根部は腰高の偏円形で肥大性がよいです。
ひげ根はなく、尻もまとまりやすいです。
肉質はち密で甘みが強く、食味もよいです。
草姿は極立性で、葉の大きさは中程度、葉色は濃いです。
葉軸は太く、しっかりとしているので結束しやすいです。
裂根、変形は少なくス入りも遅くなっています。
萎黄病耐病性です。
若どりでも玉形がまとまり、紫色も入るのでサラダの彩りにも面白いです。
酢漬けにすると2日ほどで表面の紫色が肉全体にまわります。
▷あやめ雪を詳しく見てみる

⑤ 玉波 小~中カブ
ウイルスやべと病など耐病性に富み、栽培のしやすい、小~中カブ品種です。
草姿立性で葉長50cm程度、やや長葉で切れ込み少なく、葉色は鮮緑で、葉面などに毛がなく葉質はやわらかいです。
根部は豊円な腰高、横径4~5cmでまとまりよく、小カブとして収穫できますが、直根は金町系に似てち密でやわらかく、甘みに富んでいます。
【栽培の要点】
夏まきは播種後35日くらい、9月まきは45~50日くらいから小カブとして収穫でき、以後逐次中カブとして収穫します。
▷玉波を詳しく見てみる

まとめ
カブの根の先端は思った以上に深く伸びていきます。
種まき前に深くしっかり耕し、根と、根の成長を助ける微生物に必要な空気をたっぷり含んだ土にするように心がけましょう。
異常気象が続く昨今は、大雨、長雨になる傾向があります。
排水不良で溜まった水は腐ります。腐った水には同じ微生物でも悪玉菌の病原菌が増殖して作物の生育にダメージを与えます。
必ず排水をよくして、余分の水は早く抜けていくようにしましょう。
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参考文献
いつも参考にしている家庭菜園の教科書です。
よかったら読んでみてください。
▷▷やさい畑 2018年 10月号
▷▷野菜だより 2018年 11月号
▷▷現代農業 2018年 11月号
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Last Modified : 2018-11-09