投稿:2018-04-29
| 更新:2018-11-09
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家庭菜園やプランター栽培では、安心安全な有機無農薬栽培で野菜を育ててみたいですね。
しかし、虫食いだらけで元気のなくなった野菜はちょっと食べるのに気が引けます。
農薬は農薬でも天然由来成分で安全安心、しかもオーガニック野菜(有機JAS)対応の薬剤があるのです。
今回は病害虫の代表格、アブラムシ、ハダニ、うどん粉病に効く『アーリーセーフ』を紹介します。
天然由来成分の安全な農薬
野菜の栽培にはつきものの病害虫。栽培環境や土の状態が良い中で元気に育つ野菜であれば、植物がもともと持っている免疫力で大きな被害に合うことはありませんが、気候変化などちょっとしたことで栽培環境が変わり、病害虫の大発生に見舞われてしまうことがあります。
家庭菜園やプランター菜園ではできることなら化学農薬の使用は避けたいところです。
今では、有機農産物野菜(有機JAS)にも使用できる安心安全な天然由来成分の薬剤が多く販売されています。
発生初期であれば、このような薬剤で十分対応できます。
アーリーセーフ
《特徴》
野菜類やハーブのハダニ、アブラムシ、コナジラミ、うどん粉病の防除に効果があります。
天然物(ヤシ油)由来の有効成分(脂肪酸グリセリド)が害虫の表面に膜を張って窒息死させます。
うどん粉病は胞子を包み込んで発散を防ぎ拡大を抑えます。
臭いが少なく、収穫前日まで使用できます。
害虫発生初期の使用には効果がありますが、多くはびこると効かなくなります。
《使用方法》
水で薄めて散布します(300~600倍に希釈)
《使用できる作物》
野菜類全般、りんご、イチジク、カンキツ、ゲッキク、花き類、観葉植物、茶
《効果のある病害虫》
アブラムシ類、コナジラミ類、ハダニ類、うどん粉病、チャノホコリダ二、トマトサビダニ、ハクサイダニ、ミカンキジラミ、チャノガサビダニ、カンザクハダニ
《使用上の注意点》
繁殖力が高い害虫の場合、1回の散布で死ななかった生き残りが増殖しますから、数日間隔で散布すると効果が高くなります。
薬剤が害虫を包み込んで窒息させなければなりませんから、葉の表裏、茎についた害虫にまんべんなくかかるように散布します。
高温時には、葉に薬害を生じることがあるので、施設では温度管理に注意します。
ナス、ピーマン、ハクサイ、チンゲンサイ等は幼苗期に葉先枯れを生じることがあります。
その他、使用上の注意をよく読んでお使いください。
▷アーリーセーフのメーカーHPはこちら
▷アーリーセーフの価格はこちらを参考にしてください
まとめ
植物の葉や茎、根には多くの有用微生物が付着し病害虫から植物を守ってくれています。
微生物の存在なしに植物の元気な成長はありません。
天然成分由来といえど殺虫・殺菌剤は万能ではなく、これらの有用な虫や微生物までも殺してしまう可能性があることを念頭において使用することが大切です。
有機JAS認定とはいえ、むやみやたらに使うのではなく、用法用量を必ず守った使用を心がけましょう。
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参考文献
いつも参考にしている家庭菜園の教科書です。
よかったら読んでみてください。
▷▷やさい畑 2018年 10月号
▷▷野菜だより 2018年 11月号
▷▷現代農業 2018年 11月号
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Last Modified : 2018-11-09