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ネギ栽培 家庭菜園やプランター菜園おすすめ品種8選



2018/3/23/1




ネギは特有の辛味と風味を持ち、薬味、汁もの、鍋物など日本料理には欠かせない野菜です。
地方種が多く、また、長ネギと小ネギでは栽培方法が異なるため、家庭菜園で育ててみたい野菜ではありますが、何をどのように育てれば良いのかわかりづらくもあります。
今回は、長ネギと小ネギに分け、栽培しやすい品種を探してみました。
ネギ品種選びの参考になれば幸いです。





ネギの種類と栽培しやすさ



長ネギ(根深ネギ)

関東以北で多く栽培されています。
育苗期間が長く手間がかかり、白い部分を育てるためにこまめな土寄せなど、日々の管理が必要になってきます。
ゆえに、初心者よりも野菜栽培に慣れたら挑戦してみたい野菜といえます。

小ネギ(葉ネギ)

関西以西で多く栽培されています。
種から育てるタイプのネギで、長ネギと比べると栽培しやすいです。
栽培期間は3~4カ月程度でプランター栽培もできます。
初心者にも育てやすい種類です。

球根タイプ

アサツキやワケギなど、球根タイプのネギで収穫までの期間が短く、しかも長い期間収穫を楽しむことができます
初心者におすすめの種類といえます。



ネギ栽培の注意点



長ネギは春に畑に直播か、ポット育苗して苗を育て、夏に育った苗を植え替えて栽培し、冬に収穫する作型が一般的で育てやすいです。

ネギのタネは寿命が短く1~2年ほどです。
古くなったタネは発芽率が悪くなるので、新しいタネを利用するようにして発芽を揃えるようにします。

長ネギは定植後40~50日頃に6~7㎝ほど土寄せし、その後も成長に合わせて土寄せをしていきますが、一度に多量の土寄せをしないように注意が必要です。
葉や根を傷める原因となります。

ネギは多湿が嫌いです。
水はけの悪い畑では高畝にしておくと安心です。
また、ネギの根は酸素を好みます。堆肥を多めに施して土づくりをすると通気が良い土となり、根と微生物に酸素が供給されます。

ネギ栽培についてはこちらが参考になります。
🔗タキイ種苗 タキイのネギ栽培マニュアル
🔗サカタのタネ 園芸通信 失敗しない栽培レッスン


おすすめネギ品種8選



それではおすすめのネギ品種を紹介していきます。
尚、2018年5月の楽天、amazon、ヤフーショッピングのランキング等を参考に厳選しています。




① ホワイトスター 根深ネギ

生育が旺盛で、伸びと太りにすぐれる増収型の合柄系一本葱。
耐湿性や耐病性が比較的強く、低温伸長性にすぐれるほか、耐寒性もあり作りやすい
春まきの夏秋どりから秋冬どりに最適。
草姿は立性で、草丈95~100cm、葉鞘部は40~50cm程度。
クズの発生が少なく、太り・そろいがよいため、密植栽培にも適し秀品率が高い。
首のしまりがよく、肉質は緻密で繊維が細く、苦みや辛みが少なく食味上々。
軟白部の白さとテリ・ツヤにもすぐれた良質種。

【栽培の要点】

比較的吸肥力の強い品種であるため、有機・元肥主体の施肥設計が適する。
追肥として速効性の化成肥料を多用すると、食味がよいという本種の特長を損なう場合があるので留意する。
本種は太り性にすぐれるが、特に密植栽培では、1回目の土寄せは倒伏しなければあまり早くから行わず、太りを確保してから土寄せを行うことが望ましい。

▷根深ネギ 『ホワイトスター』を詳しく見てみる





② 清滝 根深ネギ

千住合柄系からの改良種で、細葉立性。
軟白部の伸長は旺盛で、肉が厚くて光沢があり、極めて良質。
土壌適応性が広く作りやすい

【栽培の要点】
伸長性にすぐれるので、収穫遅れに注意する。
有機質や緩効性肥料、あるいはこまめな追肥を行い、持続的な肥効に努める。
※晩抽品種ではないので、秋まきでは摘蕾を要する

▷根深ネギ 『清滝』を詳しく見てみる





③ 夏扇4号 根深ネギ

太りがよく、密植が可能で、低温伸長性のある黒柄系一本ネギです。
夏秋および秋冬どりに適し、土質を選ばず、作型適応性が広く、作柄が安定する多収品種です。
草勢は強く、立葉で葉折れが少なく、機械管理作業が容易です。
葉鞘部の長さは40程度です。太さは商品価値の高いL~2Lでそろうため、秀品率が高く、収穫調整作業が容易な省力品種です。
耐暑、耐寒性があり、べと病、さび病、黒斑病に強い省農薬型品種です。
苗のそろいや定植後の生育がよいため、露地育苗のほか、チェーンポットやセル育苗での栽培でとくに能力を発揮します。

▷根深ネギ 種『夏扇4号』を詳しく見てみる





④ ふゆわらべ 根深ネギ

根深ネギと「下仁田」、「九条」の特性を併せもつ新しいタイプの冬どりネギ。
コンパクトなサイズで、買い物袋に収まりやすく冷蔵庫にもそのまま収納できる。
辛みが少なくやわらかい肉質で、緑葉部までまるごとおいしく食べられる
従来の根深ネギと比べ栽培期間が2カ月程度短いため、気象変化や病害遭遇のリスクが低い。
土寄せ回数も少ないことから、省力的に栽培できる。

【栽培の要点】

関東以南の中間地・暖地では、6月まき(セルトレイ等) の8月中下旬定植、12月~2月収穫が適し、冷涼地では、5月まき(セルトレイ等) の6月中下旬定植、10~11月収穫が適する。
地床育苗の場合は、播種時期を上記より1カ月程度早くする。
植え溝の深さは10cm程度の浅溝もしくは平床とする。
土寄せなどの栽培管理は一般的な根深ネギに準じるが、葉鞘が短く仕上がるため、2回程度の土寄せ後に、収穫を行う。
収穫は軟白長20cm、太さ15mmに達した時期を目安に行う
長く栽培を続けても軟白はあまり伸びない。
肥大が旺盛なので、収穫が遅れると葉身や襟部が裂けることがあるので注意する。

▷根深ネギ 『ふゆわらべ』を詳しく見てみる





⑤ 小春 葉ネギ

冬場の寒さに強く、葉伸びが旺盛で、秋~春どりのほか、周年栽培に適する。
葉は立性で細く、色は濃緑。葉質がやわらかくて香りにすぐれる
根張りがよく、葉先枯れが出にくい。

【栽培の要点】
夏どりは乾燥に注意し、適度な潅水でスムーズな生育を心掛ける。
秋~冬どりでは、やや多肥栽培で生育を促進し、増収につなげる。
寒さには強いが、低温期の栽培ではハウスやトンネルなどを用いて保温に努める。

▷葉ネギ 『小春』 を詳しく見てみる





⑥ 小夏 葉ネギ

生育が旺盛で耐暑性にすぐれ、夏の小ネギや中ネギ栽培に最適
葉は濃緑で細く立性。葉鞘部は色ツヤが素晴らしく、品質・食味とも上々。
高温期でも葉鞘基部は太りにくく、品質・収量性にすぐれる。

【栽培の要点】
肥料切れによる生育停滞は品質劣化や病気の原因となるため、堆肥など有機質を用いて地力のある圃場づくりを行う。
急激な過乾湿は、品質を落とすので注意する。
収穫1週間前に水を切り、日もちをよくする。

▷葉ネギ 『小夏』を詳しく見てみる





⑦ 九条太 葉ネギ

京都特産で西日本を中心に広く栽培されている葉ネギ用種。
草丈は60cm程度で3~4本に分けつする。
肉厚で葉先までやわらかく芳香に富み、品質上々
浅黄系より茎が太く、中~大ネギの利用に適する。
耐寒性が強く、冬ネギとしての利用が多い。

【栽培の要点】
堆肥などの有機質を利用し、地力のある畑づくりを行う。
定植は1株4本程度で植えるとそろいがよくなる
活着後は追肥と軽い土寄せで生育を促す。
大ネギ栽培では肥料切れしないよう、適宜追肥を行う。
急激な過乾湿は品質を落とすので注意。

▷葉ネギ 『九条太』を詳しく見てみる





⑧ 浅黄系九条 葉ネギ

葉色は鮮緑色で特に分けつ性にすぐれた多収種。
葉身・葉鞘ともに細く、柔軟で品質がよい。
耐暑性が強く夏ネギに適しているが、中間・暖地での秋・冬・春出しなど、周年出荷が可能

【栽培の要点】
堆肥などの有機質を利用し、地力のある畑づくりを行う。
定植は1株4本程度で植えるとそろいがよくなる。
活着後は追肥と軽い土寄せで生育を促す
大ネギ栽培では肥料切れしないよう、適宜追肥を行う。
急激な過乾湿は品質を落とすので注意。

▷葉ネギ 『浅黄系九条』 を詳しく見てみる




まとめ



ネギの根には土壌病害を抑える効果のある『拮抗菌』が共生しているため、コンパニオンプランツとして利用できます。
ナスやトマト、ピーマンなどの夏野菜の株元にネギ一株を植えておくと病気にかかりにくくなります。

ネギは人の身体も植物も健康にしてくれる優れた野菜なんですね。
長ネギ栽培は少し手間がかかりますが、是非チャレンジしてみましょう。


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参考文献


いつも参考にしている家庭菜園の教科書です。
よかったら読んでみてください。

▷▷やさい畑 2018年 10月号

▷▷野菜だより 2018年 11月号

▷▷現代農業 2018年 11月号



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Last Modified : 2018-11-09

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