FC2ブログ

種まきや植え付けにメネデール 家庭菜園で効果のある使い方

  •   29, 2018 21:26
  •  0


11・5・7



古くから園芸家には馴染みのあるメネデール。現在でも植物活力剤として不動の地位を誇っていますが、そもそも活力剤って何なのでしょう?肥料とは違うってどういうことなのでしょうか?

そんなメネデールとはいったい何なのか、どういう時に使用するのが効果的なのか調べてみました。





肥料と活力剤の違い


肥料も活力剤も『植物が元気で丈夫に育つために人が植物に対して施すもの』という点では同じです。

現在、植物の成長に必要な元素(必須元素)は17種類あるといわれています。
そのうちの9種類が多量元素、8種類が微量元素と呼ばれ、文字通り多量元素は、植物が多く必要とするもの、微量元素はごくわずか必要とするものです。
しかし多かれ少なかれ、植物は17種類の元素が全てなければ元気に育つことができないのです。

さて、この元素のうち植物が多く消費する窒素、リン酸、カリウムを三大栄養素といい、日本の法律では「窒素、リン酸、カリウムがそれぞれ01%以上、あるいは、2成分以上の合計量が0.2%以上含まれているものを『肥料』という名をつけて売ることができる」という約束になっています。


要するに、この条件を満たす『作物を元気にする物体』を『肥料』と呼び、この条件を満たさない『作物を元気にする物体』を『活力剤』と呼ぶことになります。

現在、植物が元気に成長するためには窒素、リン酸、カリウムだけでなく、他の元素やビタミン、ミネラルなどいろんな要素が必要であることが分かっています。

だから三要素だけを与えていれば良いわけではなく、植物がその時足りていない、欲している栄養素を肥料、活力剤の区別なく見極めて施してあげることが作物管理として大切です。


メネデールの栄養素は鉄(Fe)


植物の生育に必要な元素17種類の中の微量元素8種類の1つ鉄(Fe)がメネデールの主成分です。
この栄養素、鉄(Fe)は植物が光合成をする時の材料である葉緑素を作る時に必要な栄養素で、欠乏すると葉緑素が作れなくなり、葉が黄化してきます。無くてはならない栄養素です。

本来なら土中に含まれている鉄ですが、乾燥や土壌酸度などの土壌環境によって根がうまく吸収できない場合が出てきます。
このような時にメネデールの希釈液を施すことによって根から鉄が素早く吸収され、作物は元気を取り戻します
しかも、メネデールのすごいところは、根が吸収しやすいイオン(ニ価鉄イオン)の状態で安定しているということです。

化学の話になってわかりにくくなるので、単純に「根が吸収しやすい鉄成分の状態でボトルに入っている」と理解しましょう。


メネデールの効果的な使い方


メネデールの主成分の鉄(ニ価鉄イオン)は必須元素の一つで、作物を元気にする栄養素であり、根が吸収しやすい状態になっていることがわかりました。

メネデールを植物に与えることによって、光合成が活発に行われるようになったり、根からの水分や養分の吸収が強まったり、いろいろな効果が出てきます。

次に、植物栽培においてどんな時にメネデールを使用すると効果的なのかを紹介します。



《種まき、球根の植え付け》

まき床にメネデール100倍液をまき、あらかじめ湿らせておきます。
その後種まきをし、種まき後にも100倍液で水やりしておきます。
その後、週に一度のペースで3~4回与えます。
種まき前に水に浸す場合は100倍液に浸してから種まきします。

浸み込んだメネデール液でタネが活性化し、発根や発芽を促進してくれます。

2018/11/10/3 スナップエンドウ



《野菜苗や花苗の植え付け》

野菜や花の苗を植え付けた後、メネデール100倍液で水やりします。
その後、週に一度のペースで3~4回与えます。

根や葉から吸収されたメネデール液が植え付けのストレスで一時的に弱った苗を活性化させ根の活着を促進します。



《株分け、植え替え》

植え付け前にメネデール100倍液に浸すか、植え付け直後にメネデール100倍液で水やりします。
その後、週に一度のペースで3~4回与えます。

根から吸収されたメネデール液が、植え替えで弱った株を活性化させ、根の活着を促進します。



《果樹、花木などの苗木の植え付け》

小さな苗木の場合は、メネデール100倍液に2〜3時間浸してから植え付けます。
大きな苗木の場合は植え付け後にメネデール100倍液で水やりします。その後、週に一度のペースで3〜4回与えます。

根から吸収されたメネデール液が、植え付けで弱った株を活性化させ、根の活着を促進します。



《さし木、さし芽》

さし穂をメネデール100倍液に浸してからさし床にさします。
草本姓30分以上、木本性は2〜3時間浸します。
その後、根付くまで2〜3日ごとにメネデール100倍液を与えます。

メネデールには植物の切り口や、傷ついた部分からにじみ出る物質と結合して膜のようなものを作る働きがあります。切り口を保護すると同時に新しい根の発生を促進します。

2018-12-14-6 スナップエンドウ



《切り花》

花瓶の水にメネデールを適度(100倍液が目安)に加えます。

メネデールには植物の切り口や、傷ついた部分からにじみ出る物質と結合して膜のようなものを作る働きがあります。
また、切り口などから吸収されたメネデール液が弱った花を活性化させ、切り花を元気に長持ちさせます。



《室内の観葉植物》

植え付け後メネデール100倍液で水やりします。
その後、週に一度のペースで3〜4回与えます。日常管理では葉面散布も効果的です。

根や葉から吸収されたメネデール液が株を活性化させ光合成が活発に行われて鮮やかな緑の葉色になります。



《庭木などが弱ってきた時》

根周りを軽く掘り、メネデール100倍液をかん注します。
週に一度程度、約1ヶ月続けると良いです。

根から吸収されたメネデール液が株を活性化させ元気が戻ってきます



《草花などが弱ってきた時》

週に一度程度メネデール100倍液で水やりをするか、霧吹きなどで葉面散布します。
鉢植えで弱りが激しい時は、鉢のまま数時間メネデール100倍液に浸しておくと効果的です。

根から吸収されたメネデール液が株を活性化させ、弱った草花を元気に回復させます。


まとめ


メネデールの性質と効果的な使い方についてみてきました。
肥料や活力剤は多く施せば良いというものではありません。植物が吸収する量は決まっていますから余りは土中に残り、やがて腐って病害虫の温床となっていきますから注意が必要です。

また、栄養素の過剰な吸収は軟弱な植物を育てることになり、病害虫に勝てない植物となります。チッソ過多の植物はアブラムシの大好物です。

毎日でも水や肥料をあげたくなるのが人情ですが、あえて我慢して少なめ少なめに与えることが、植物を強く育てることに繋がっていきます。


人気記事


これであなたも菜園家‼
是非読んでいただきたい人気の記事です。

🔗日陰だって大丈夫‼︎家庭菜園やベランダ菜園の日陰でも育てられる野菜
🔗翌シーズンも芽が出る出る!残ったタネの劣化を防ぐ保存方法
🔗種まきは4つの条件を揃えれば芽が出る!発芽を成功させる方法とコツ
🔗家の庭を野菜畑に!まる1日で野菜の作れる家庭菜園にする
🔗酸性土壌が危険な本当の理由と仕組みについてはこちらから
🔗オーガニックは地球を救う‼有機栽培・オーガニックの本当の意味についてはこちらから
🔗有機質肥料が根に吸収されるまでの微生物の働きについてはこちらから
🔗プランター栽培 おすすめ培養土5選についてはこちらから
🔗乳酸菌で土づくりについてはこちらから
🔗良い堆肥 悪い堆肥についてはこちらから


参考文献


いつも参考にしている家庭菜園の教科書です。
よかったら読んでみてください。

やさい畑 2019年 02月号

野菜だより 2019年 01月号

現代農業 2019年 01月号



最後まで読んでいただきありがとうございます。ポチッとおしてもらえると嬉しいです
↓↓↓

にほんブログ村 花・園芸ブログ 野菜のみ(家庭菜園)へ




▽おすすめ農業資材▽

























関連記事

0 Comment

Post a comment