投稿:2020-03-08
| 更新:2020-06-17
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ジャガイモ『男爵薯』の2020年春の栽培記録です。
ジャガイモ栽培の参考になれば幸いです。
2018年のジャガイモ栽培記録についてはこちらから
写真で見る春じゃがいも栽培記録 種いも定植/芽かき/土寄せ/収穫 2018版

《生育開始地温》 10℃(平均気温10℃の時期が植え付け適期。冷涼な気候を好むので、春作では霜害のおそれがなくなった早い時期に植え付ける)
《生育適温》 15℃~20℃(高温では茎が多くなり徒長する)
《イモの肥大適温》 15℃~18℃(昼夜の気温差が大きいほうが収量が多い)
《収穫》 茎葉が半分以上枯れた頃、約130日。土壌が乾燥している晴天の日に収穫する。

・作付けの畑の大きさに合わせて1KG入りの種芋を準備しました。
・雨の当たらない軒下、屋内の柔らかい光の当たる所で芽出しをします。直射日光が当たるような所は温度が上がり過ぎるので避けます。
・ジャガイモは寒さにも暑さにも弱いので、あらかじめ芽出しをしておくことで、定植後の出芽が早まりスムーズに育ちます。
・あちこちで芽吹いています。そろそろ植え付けようと思います。



・幅60㎝、畝高10㎝の畝を作ります。長さ2メートルもないので株間30㎝で植え付けると5株しか育てられませんが仕方がありません。株間を狭くして植えると大きな実ができません。もう少し広い土地が欲しいなあ。

・深さ10㎝の穴を開け種芋を植え付けます。ジャガイモは茎が肥大化したものです。種芋から伸びた茎が地表に出るまでの区間にジャガイモができます。種芋が深ければ深いほど多くの実ができるように思えますが、芽が出て茎が地表に出るまでのエネルギーを考えると深さ10㎝が妥当の深さとなるようです。


・土をかぶせて植え付け完了です。植え付けた箇所は後日土が沈むので、少し盛り上がるように土を盛ります。水たまりになって種芋が腐るのを防ぎます。
・どこから芽が出てくるか分かるように目印をつけておきます。
・種芋が腐るのを防ぐため、植え付け後の水撒きはしません。


・5か所中4か所から芽が出てきました。10㎝の深さからはるばる出てきてくれた芽の生命力に感動です。
・植え付け翌日に何者かに2か所穴を掘られていました。幸い種イモまでたどり着かなかったようですが、ネットを這わせて対処しました。油断も隙もありませんね。


・新年度になりました。コロナウイルスが猛威を振るいこの先どうなるのか全く予想がつきません。けれども人も植物も一緒、免疫力が強ければ病気にはかかりません。決して無理をしないことで免疫力の低下を防げます。
・季節外れの寒気が入り、思いがけず気温の低下がありましたが、今後は春本番の陽気が期待できます。グングン成長する時期になります。


・草丈20㎝程になったので芽かきをしました。1株あたり2~4芽くらいが収穫時のジャガイモの大きさと数量のバランスが良いようです。
・種芋ごと抜けてしまわないように、且つ途中でちぎれないように引き抜くにはコツが必要です。片手で土表面を抑えながら真っすぐに抜くようなイメージでやるとうまくいきます。
・今回は2芽を2株と、3芽を3株にしてみました。
・最後に5㎝程土寄せをします。ジャガイモは種芋から土表面までの間にできます。土寄せをすることでジャガイモが大きくなるスペースができます。今後もう一回り成長したらもう一度5㎝程土よせをします。




・草丈30㎝程になりましたので2回目の土寄せを5㎝程しました。
・土寄せのコツとしては、株元だけでなく、畝全体が一回り大きくなるように土を盛ることです。こうすることで雨で土が流されにくくなりますし、ジャガイモが大きくなるキャパシティーが確保されます。



・1株の下葉が黄変してきました。栽培日数80日を過ぎましたし収穫のサインか?それにしては株元が根腐れを起こしているような感じだし…判断するには何とも経験が足りません。
・このままほっといても復活しそうもないので試しにイモを掘り起こしてみました。小さいながらもジャガイモになっています。おいしそう。
・引き続き他の株も黄変し始めれば収穫適期だったと判断できますが…ゆっくり様子を見てみましょう。
・ちなみに花は咲いていません。品種によって花が咲かないまま収穫になるものもあるようです。




・ほどなく他の株も下葉が枯れ始め、茎がだらんとし始めました。やはり収穫適期を迎えていたようです。
・葉が黄変している2株を収穫しました。大きさはあまり大きくありませんが、まあこんなもんでしょう。午後から雨でいよいよ梅雨入りし、しばらく雨が続きそうなので土が乾いているうちにと少し急ぎました。横浜の娘に持っていきます。
・イモを掘っているときに『ケラ』のような虫が土中から出てきました。そして大きく実を食われたジャガイモも出てきました。『ケラ』の食害でしょうか?こういう形態の昆虫は大の苦手で、写真を撮ることさえ忘れるほどビビりました。



・残りの二株を収穫しました。小さいものからナイスサイズまでいろいろありますが、良い出来だったと思います。
・株元の茎を針金虫(コメツキムシの幼虫)が食害していました。先日のケラ、今日の針金虫とジャガイモの害虫を2つ知りました。収穫が遅れるとおいしいジャガイモを害虫に食われてしまいます。気をつけないとです。



・今回は男爵イモを栽培しました。品種によって栽培方法が違うわけではないですが、今回の男爵イモは花が咲きませんでした。
・地上部の害虫害はほとんどなかったのですが、地中の害虫にやられてしまいました。次回に向けて対策を考えておかなければなりません。家庭菜園を始めた頃は、コガネムシの幼虫が土中からうじゃうじゃ出てきていましたが、最近ではほとんど見かけなくなっていました。それでも他の土中生命体がまだまだ生息しているんですね。勉強になりました。

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🔗玄米アミノ酸酵素液について


野菜は、日光が大好きです。特に夏野菜は日光と温度を要求しますが、昨今の猛暑、酷暑の中では気温の上がり過ぎにより、元気がなくなり成長が弱まったり、病害虫が多発したりします。日光は好きでも異常な暑さは好きではないようです。
地球温暖化が原因とされるこの暑さですが、下記写真資料にある通り1960年代から暑さが顕著になりはじめています。植物の進化はもっともっと長いスパンですから、温暖化のスピードに植物の進化が追い付いていないというのが現状のようです。
将来、人間にとっても植物にとっても過ごしやすい夏に戻ってくれるのが一番良いのですけど、どうなることやら。現状ではこの暑さにも負けない品種の改良を待つしかないのでしょう。
日本の夏は徐々に暑く、長くなっている (東洋経済ONLINEより)


これであなたも菜園家‼
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Last Modified : 2020-06-17