投稿:2020-05-30
| 更新:2020-10-28
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2020年春のサカタのタネ『バジル』の栽培記録です。
種まきから収穫までを記録していきます。
家庭菜園やプランター菜園でのバジル栽培の参考になれば幸いです。

《発芽地温》 20~25℃ 発芽日数5~10日(発芽地温キープがポイント)
《生育適温》 20~25℃
《育苗期間》 本葉2枚くらいまでに1本立ちにして定植する
《管理のポイント》 本葉10枚以上になったら芯を摘んで脇枝を伸ばし、葉を多く出すようにする。花穂が出ると葉がかたくなり味が落ちる
《タネの寿命》 タネには寿命があります。バジルの種は1~2年です。保存環境が良ければ2シーズン目もある程度発芽するレベルだと思いましょう

・11㎝ポリポットに種をまき育苗します。3ポットで3株定植を目標とします。
・種まき用用土を利用します。水もちと通気性が良く、育苗に最適な用土です。
・用土が乾いてしまっている場合はバケツに必要量を入れ水分を加えておきます。


・バジルの種はとても小さいです。優しくあつかいましょう。
・1ポット3粒ずつ種まきしましたが、土と区別がつきませんね。
・覆土する前に直接タネにメネデール水溶液がかかるように噴霧します。
🔗種まきや植え付けにメネデール 家庭菜園で効果のある使い方


・バジルは好光性植物です。全く光が届かなければ発芽しませんからタネが隠れる程度に薄く覆土します。直射日光ではなく木陰、軒下程度の明るさでも十分発芽します。
・直射日光下では土の表面はすぐ乾きます。タネまで乾かしてしまわないように気をつけましょう。
・順調にいけば5〜10日で発芽するはずです。


・5日目にして発芽しました。小さな小さな芽でとてもかわいいです。
・芽が出ましたので、今後はしっかり日に当て光合成を促進させます。


・発芽がそろいました。8株発芽しました。とても特徴のある形をしたかわいい双葉です。
・本葉も見え始めています。肥料を少し入れて成長を促します。
・発芽したもののその後の成長が良くなく、そのまま枯れてしまうことが少なからずあります。もしかしたら土が固まってしまって空気が遮断されているんじゃないかと考えました。ポットを手でもんで土をほぐして空気の通り道を確保するようにしてみました。どういう結果になるか今後いろんな苗で試験してみようと思います。


・大きくなり始めた本葉が食害されています。よくよく観察してみるとバッタの子供がいました。彼が食べているのでしょうか?かわいそうですがどいていただきました。様子を見てまだ食害されるようでしたら薬剤を考えます。


・バッタの食害はなくなりました。本葉も大きくなり次の芽も出てきましたので間引きをしました。元気に育っている株4つを残して間引きました。


・本葉も多く出始めました。定植作業をします。
・3株を1つの60㎝プランターへ、1株を妻の要望でキッチン栽培用に1鉢に定植します。
・屋内栽培用に水はけ、通気性の良い『ゴールデン粒状培養土』を準備しました。ペレット状で水はけ良さそうです。
おすすめ培養土についてはこちらをご覧ください↓
🔗プランター栽培 初心者でも安心して使えるおすすめ培養土5選


・ポットの土を根を傷めない程度にほぐし落とし、ゴールデン培養土を加えて定植します。
・水をまくと比重の軽いパーライト、バーミキュライトが浮かび上がってきました。粒状の土で排水性と通気性を良くし、パーライト、バーミキュライトで保水性を良くするねらいですね。


・一方、60㎝プランターの土は畑の土を用いました。通気性性を高めるために小粒の軽石を混ぜました。
・株間は15㎝です。最後に水をまいて定植完了です。



・植物の病気の多くは雨による泥はねによって、土中の病原菌が葉について発症します。小雨ならそうでもないですが、強い雨の時には下葉の裏にびっしりと土がついていることがあります。マルチをしていれば関係のない話ですが、ビニールマルチは呼吸ができないという考えからしていませんので、通気性のあるシートでマルチングして泥はねを防ぐことにします。
・昨今の異常気象では豪雨が多いので費用と手間がかかりますが、今後は定植の際に必ず設置しようと思います。雑草対策にもなりますね。
・『米ぬかもみ殻ボカシ』肥料を追肥しておきます。
🔗家庭菜園『米ぬかもみ殻』ボカシづくりで安全な有機栽培


・今年の梅雨は前線の停滞で記録的な大雨になり、各地で災害が起こりました。1週間以上日が当たらなく成長も停滞気味だったのですが、やっとのことで晴れ間。たっぷり光合成をさせて元気になったところでトップを摘芯しました。
・これから脇芽が次々と成長し葉を摘んで料理に利用していく予定です。もちろん摘芯した葉も料理に使えるのですが、バジルの良い香りがとても強いです。


・芯をとめたおかげで脇芽の成長が早まりました。大きくなった葉を摘みました。葉は小さいうちが軟らかいので今後は大きくならないうちに摘むようにしていきます。



・側枝も伸びてバジル採り放題です。葉は小さいうちに採りたいのですが、すぐに大葉になってしまうほど成長の勢いがあります。


・枝の勢いがあるので整枝しました。花芽が出ると葉がかたくなるので、整枝してタイミングを遅らせます。
・黄色くなった下葉も摘んで風通しを良くしておきます。



・花が咲きました。かわいらしいお花ですね。
・収穫する葉は少し硬くなりましたが、小さい葉はそのままで、大きくなった葉はみじん切りにしてまだまだ利用できます。


・秋も深まり葉が黄変し始めました。飾り用に小さな葉を使ったりしていましたが撤収とします。
・5カ月の間、食卓をバジルの良い香りで彩ってくれました。ありがとう。


初めてバジルのプランター栽培に挑戦しました。種まきから幼苗の時期を乗り切れれば簡単に栽培できる植物だと思います。葉を摘めば摘んだだけ新芽が出てきて生命力の強さがわかります。
150日間食用として利用したとはいえ、柔らかい食感を味わえるのは開花前までです。その後はやはり葉は硬くなりました。香りは常に強いので料理の工夫次第で開花後も利用できると思います。
初めてのハーブ栽培でしたがとても興味深いものでした。次はどんなハーブを栽培しようかな…
おすすめのアイテムを紹介します。
私は天気の良い早朝に葉面散布して光合成を促進させています。
実も葉もひと回り大きくなるような気がしています。是非お試しください。
🔗玄米アミノ酸酵素液について


野菜は、日光が大好きです。特に夏野菜は日光と温度を要求しますが、昨今の猛暑、酷暑の中では気温の上がり過ぎにより、元気がなくなり成長が弱まったり、病害虫が多発したりします。日光は好きでも異常な暑さは好きではないようです。
地球温暖化が原因とされるこの暑さですが、下記写真資料にある通り1960年代から暑さが顕著になりはじめています。植物の進化はもっともっと長いスパンですから、温暖化のスピードに植物の進化が追い付いていないというのが現状のようです。
将来、人間にとっても植物にとっても過ごしやすい夏に戻ってくれるのが一番良いのですけど、どうなることやら。現状ではこの暑さにも負けない品種の改良を待つしかないのでしょう。
日本の夏は徐々に暑く、長くなっている (東洋経済ONLINEより)


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Last Modified : 2020-10-28