投稿:2020-09-08
| 更新:2021-01-14
✎

2020年秋のタマネギ『あまうまタマネギ』の栽培記録です。
種まきから収穫までを記録していきます。
家庭菜園やプランター菜園でのタマネギ栽培の参考になれば幸いです。
前作についてはこちらをご覧ください↓
🔗 写真でわかりやすい!タマネギ栽培記録 【種まき・育苗・間引き・定植・追肥・収穫】 2019版

《発芽適温(地温)》 20℃前後 発芽日数5~8日
《生育適温》 15~20℃
《育苗期間》 株間1㎝ 本葉2~3枚 育苗日数50~55日
《収穫時期》 5月中旬
※栽培時期がずれると、抽苔や球が大きくならないなど失敗の原因になりますから、栽培適期を守りましょう。
今回はこちらを使用します↓

・タマネギは、数多く栽培するのであれば苗床を畑に作って栽培しますが、30~40個の栽培目標ですので育苗床やプランターなどで苗を作って(約50~55日)から、畑に定植して栽培する方法にします。
・今作は育苗箱で栽培します。発芽するには温度、水分、酸素が必要ですから、通気性水もち水切れに優れた土になるように自分なりにブレンドして用土を作りました。


・横に3本撒きスジを入れて種をまいていきます。小さいタネなので注意しながらまきます。
・覆土する前にメネデール水溶液をタネに直接かかるように噴霧します。
・タネが隠れる程度に覆土します。




・土の表面が乾かないようにもみ殻を巻いて乾燥を防ぎます。
・最後にたっぷり水をまきます。
・発芽日数20℃で5~8日です。地温26℃と高めですが、さて発芽してくれるでしょうか…



・早朝地温24℃。もう少し涼しくなってくれないかなあ…


・発芽しました。発芽適温20℃前後のところ約25℃でしたが見事に発芽です。
・今後50~55日間育苗していきます。


・発芽までは明るい日陰において水分の蒸発を抑えていましたが、発芽後は十分に日光に当て光合成を促します。
・2つ折りになって発芽した芽もピンと1本立ちしています。発芽がそろいました。


・本葉1枚目が出始めました。込み合っているところを間引いて株間1㎝にしました。
・まだまだヒョロヒョロで頼りない感じですが、徐々に太くなって定植時根元5~6mmを目指します。


・草丈18~20㎝となりました。葉数は2~3です。少しずつですが茎も太くなっていると思います。
・もみ殻米ぬかボカシと化成肥料を追肥しました。


・栽培日数50日を過ぎましたが、いまだ目標の太さに達していません。そればかりか葉先が枯れたり、全体的に弱々しかったり、枯れてしまったのもあります。水分管理が悪かったのかなあ…
・葉が倒れてとっ散らかった様になっているので葉先をカットししばらく様子を見てみます。



・やっと元気になったような気がします。栽培日数55日を過ぎていますので今週末に定植しようと思います。
・細いのも含めて30本弱になってしまいましたが定植後は全て活着しますように…


・予定より2週間ほど遅れましたが定植作業となります。
・高さ10㎝の畝に定植していきます。株間15㎝で植え付けていきます。

・育苗箱から苗を1本1本根を傷めないようにとっていきます。1条ごと土を掘りおこして1本ずつほぐしていくようなイメージです。


・まあまあ理想的な太さの苗、ほとんど爪楊枝級の苗などトータル31株の苗がそろいました。これらを植え付けていきます。

・根がまっすぐ下まで伸びるように深めに穴を掘り、かつ肥大する白い部分は表面に出るように深植えさせずにコントロールしながら定植します。
・土と根の間にすき間があると活着しにくいので、手のひらで軽く土を抑えてなじませます。

・すべての株を植え付けました。31株全部が根付いて収穫ができることを祈って、最後に水をまいて定植作業を完了とします。


・根元から葉が折れて切れてしまっています。よくよく見ると何者かにかみちぎられた形跡が…たいがいどの野菜も幼苗の頃に誰かにやられます。ダンゴムシの可能性が大きいのでデナポンをまいて様子を見ます。
🔗ダンゴムシ駆除 プランター菜園や家庭菜園で使用できる農薬


・もう一本同じように根元から取れてしまっている苗がありましたが、こちらは虫の害ではなさそうです。深植えにしてしまったせいで根元が腐ってしまったような感じです。はっきりとはわかりませんが…
・今回のタマネギ栽培はトラブルが多いです。なんでだろう…

・うまくいきません。根付いて成長している株もあるのですが、葉は地際から取れて、根はなくなってしまっています。何が悪いのだろう、土が合わないのかなあ。


・一番元気に育っていた苗までもがやられました。ここまでくると水のやりすぎによる根腐れではないことは明らかです。調べてみると『立枯病』という病気があることがわかりました。症状が似ているので、おそらくこれでしょう。
・立枯病は糸状菌(カビ菌)による土壌病害です。薬剤はありますが土中の病原菌を殺菌しないと根本解決しないようです。現在栽培中のタマネギは収穫までたどり着くかは微妙なところでしょう。
🔗苗立枯病
🔗立枯病
・苗と土表面に薬剤散布しましたが、慰めにしかならないかもです。
🔗オーソサイド水和剤


・ほとんどの株が地際から枯れてしまいました。立枯れ病かはっきりとはわかりませんが、何かしらの病気に汚染されてしまったことは確かなようです。
・畑も汚染されているのかわかりませんが、次作の前に殺菌作業をしないとです。
・今作のタマネギ栽培は失敗ということにします。やはり苗を購入した方が良いのかもしれませんね。

おすすめのアイテムを紹介します。
私は天気の良い早朝に葉面散布して光合成を促進させています。
実も葉もひと回り大きくなるような気がしています。是非お試しください。
🔗玄米アミノ酸酵素液について


野菜は、日光が大好きです。特に夏野菜は日光と温度を要求しますが、昨今の猛暑、酷暑の中では気温の上がり過ぎにより、元気がなくなり成長が弱まったり、病害虫が多発したりします。日光は好きでも異常な暑さは好きではないようです。
地球温暖化が原因とされるこの暑さですが、下記写真資料にある通り1960年代から暑さが顕著になりはじめています。植物の進化はもっともっと長いスパンですから、温暖化のスピードに植物の進化が追い付いていないというのが現状のようです。
将来、人間にとっても植物にとっても過ごしやすい夏に戻ってくれるのが一番良いのですけど、どうなることやら。現状ではこの暑さにも負けない品種の改良を待つしかないのでしょう。
日本の夏は徐々に暑く、長くなっている (東洋経済ONLINEより)


これであなたも菜園家‼
是非読んでいただきたい人気の記事です。
🔗日陰だって大丈夫‼︎家庭菜園やベランダ菜園の日陰でも育てられる野菜
🔗種まきや植え付けにメネデール 家庭菜園で効果のある使い方
🔗翌シーズンも芽が出る出る!残ったタネの劣化を防ぐ保存方法
🔗種まきは4つの条件を揃えれば芽が出る!発芽を成功させる方法とコツ
🔗家の庭を野菜畑に!まる1日で野菜の作れる家庭菜園にする
🔗酸性土壌が危険な本当の理由と仕組みについてはこちらから
🔗オーガニックは地球を救う‼有機栽培・オーガニックの本当の意味についてはこちらから
🔗有機質肥料が根に吸収されるまでの微生物の働きについてはこちらから
🔗プランター栽培 おすすめ培養土5選についてはこちらから
🔗乳酸菌で土づくりについてはこちらから
🔗良い堆肥 悪い堆肥についてはこちらから

いつも参考にしている家庭菜園の教科書です。
よかったら読んでみてください。
▷▷やさい畑を見てみる
posted with カエレバ
▷▷野菜だよりを見てみる
posted with カエレバ
▷▷現代農業を見てみる
posted with カエレバ
最後まで読んでいただきありがとうございます。ポチッとおしてもらえると嬉しいです
↓↓↓
![]() | ![]() |
スポンサーサイト
スポンサーリンク
Last Modified : 2021-01-14