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家庭菜園 タマネギ『あまうまタマネギ』 栽培方法 2020年秋~2021春 種まき~収穫まで


2020-9-8-1 タマネギ



2020年秋のタマネギ『あまうまタマネギ』の栽培記録です。
種まきから収穫までを記録していきます。
家庭菜園やプランター菜園でのタマネギ栽培の参考になれば幸いです。

前作についてはこちらをご覧ください↓
🔗 写真でわかりやすい!タマネギ栽培記録 【種まき・育苗・間引き・定植・追肥・収穫】 2019版




タマネギ栽培 基本情報


《発芽適温(地温)》 20℃前後 発芽日数5~8日

《生育適温》 15~20℃

《育苗期間》 株間1㎝ 本葉2~3枚 育苗日数50~55日

《収穫時期》 5月中旬

栽培時期がずれると、抽苔や球が大きくならないなど失敗の原因になりますから、栽培適期を守りましょう。

今回はこちらを使用します↓




2020年9月8日 栽培日数0日 種まき


・タマネギは、数多く栽培するのであれば苗床を畑に作って栽培しますが、30~40個の栽培目標ですので育苗床やプランターなどで苗を作って(約50~55日)から、畑に定植して栽培する方法にします。

・今作は育苗箱で栽培します。発芽するには温度、水分、酸素が必要ですから、通気性水もち水切れに優れた土になるように自分なりにブレンドして用土を作りました。

2020-9-8-4 タマネギ

2020-9-8-3 タマネギ



・横に3本撒きスジを入れて種をまいていきます。小さいタネなので注意しながらまきます。

・覆土する前にメネデール水溶液をタネに直接かかるように噴霧します。

・タネが隠れる程度に覆土します。

2020-9-8-7 タマネギ

2020-9-8-6 タマネギ

2020-9-8-8 タマネギ

2020-9-8-9 タマネギ



・土の表面が乾かないようにもみ殻を巻いて乾燥を防ぎます。

・最後にたっぷり水をまきます。

・発芽日数20℃で5~8日です。地温26℃と高めですが、さて発芽してくれるでしょうか…

2020-9-8-10 タマネギ

2020-9-8-11 タマネギ


2020年9月9日 栽培日数1日 


・早朝地温24℃。もう少し涼しくなってくれないかなあ…

2020-9-9-1 タマネギ


2020年9月13日 栽培日数5日 発芽


・発芽しました。発芽適温20℃前後のところ約25℃でしたが見事に発芽です。

・今後50~55日間育苗していきます。

2020-9-14-3 タマネギ


2020年9月17日 栽培日数9日 


・発芽までは明るい日陰において水分の蒸発を抑えていましたが、発芽後は十分に日光に当て光合成を促します。

・2つ折りになって発芽した芽もピンと1本立ちしています。発芽がそろいました。

2020-9-18-1 タマネギ


2020年9月23日 栽培日数15日 間引き


・本葉1枚目が出始めました。込み合っているところを間引いて株間1㎝にしました。

・まだまだヒョロヒョロで頼りない感じですが、徐々に太くなって定植時根元5~6mmを目指します。

2020-9-23-1 タマネギ


2020年10月7日 栽培日数29日 


・草丈18~20㎝となりました。葉数は2~3です。少しずつですが茎も太くなっていると思います。

もみ殻米ぬかボカシと化成肥料を追肥しました。

2020-10-7-2 タマネギ


2020年10月30日 栽培日数52日 


・栽培日数50日を過ぎましたが、いまだ目標の太さに達していません。そればかりか葉先が枯れたり、全体的に弱々しかったり、枯れてしまったのもあります。水分管理が悪かったのかなあ…

・葉が倒れてとっ散らかった様になっているので葉先をカットししばらく様子を見てみます。

2020-10-30-2 タマネギ

2020-10-30-1 タマネギ


2020年11月12日 栽培日数65日 


・やっと元気になったような気がします。栽培日数55日を過ぎていますので今週末に定植しようと思います。

・細いのも含めて30本弱になってしまいましたが定植後は全て活着しますように…

2020-11-12-1 タマネギ


2020年11月14日 栽培日数67日 定植


・予定より2週間ほど遅れましたが定植作業となります。

・高さ10㎝の畝に定植していきます。株間15㎝で植え付けていきます。

2020-11-14-2 タマネギ



・育苗箱から苗を1本1本根を傷めないようにとっていきます。1条ごと土を掘りおこして1本ずつほぐしていくようなイメージです。

2020-11-14-1 タマネギ

2020-11-14-3 タマネギ



・まあまあ理想的な太さの苗、ほとんど爪楊枝級の苗などトータル31株の苗がそろいました。これらを植え付けていきます。

2020-11-14-5 タマネギ



・根がまっすぐ下まで伸びるように深めに穴を掘り、かつ肥大する白い部分は表面に出るように深植えさせずにコントロールしながら定植します。

・土と根の間にすき間があると活着しにくいので、手のひらで軽く土を抑えてなじませます。

2020-11-14-4 タマネギ



・すべての株を植え付けました。31株全部が根付いて収穫ができることを祈って、最後に水をまいて定植作業を完了とします。

2020-11-14-6 タマネギ


2020年11月18日 栽培日数71日 


・根元から葉が折れて切れてしまっています。よくよく見ると何者かにかみちぎられた形跡が…たいがいどの野菜も幼苗の頃に誰かにやられます。ダンゴムシの可能性が大きいのでデナポンをまいて様子を見ます。
🔗ダンゴムシ駆除 プランター菜園や家庭菜園で使用できる農薬

2020-11-18-1 タマネギ

2020-11-18-2 タマネギ

・もう一本同じように根元から取れてしまっている苗がありましたが、こちらは虫の害ではなさそうです。深植えにしてしまったせいで根元が腐ってしまったような感じです。はっきりとはわかりませんが…

・今回のタマネギ栽培はトラブルが多いです。なんでだろう…


2020年11月30日 栽培日数83日 


・うまくいきません。根付いて成長している株もあるのですが、葉は地際から取れて、根はなくなってしまっています。何が悪いのだろう、土が合わないのかなあ。

2020-11-30-1 タマネギ


2020年12月8日 栽培日数91日 立枯病


・一番元気に育っていた苗までもがやられました。ここまでくると水のやりすぎによる根腐れではないことは明らかです。調べてみると『立枯病』という病気があることがわかりました。症状が似ているので、おそらくこれでしょう。

・立枯病は糸状菌(カビ菌)による土壌病害です。薬剤はありますが土中の病原菌を殺菌しないと根本解決しないようです。現在栽培中のタマネギは収穫までたどり着くかは微妙なところでしょう。
🔗苗立枯病
🔗立枯病

・苗と土表面に薬剤散布しましたが、慰めにしかならないかもです。
🔗オーソサイド水和剤

2020-12-8-1 タマネギ


2021年1月14日 栽培日数128日 全滅


・ほとんどの株が地際から枯れてしまいました。立枯れ病かはっきりとはわかりませんが、何かしらの病気に汚染されてしまったことは確かなようです。

・畑も汚染されているのかわかりませんが、次作の前に殺菌作業をしないとです。

・今作のタマネギ栽培は失敗ということにします。やはり苗を購入した方が良いのかもしれませんね。

2021-1-14-1 タマネギ





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温暖化と家庭菜園


野菜は、日光が大好きです。特に夏野菜は日光と温度を要求しますが、昨今の猛暑、酷暑の中では気温の上がり過ぎにより、元気がなくなり成長が弱まったり、病害虫が多発したりします。日光は好きでも異常な暑さは好きではないようです。

地球温暖化が原因とされるこの暑さですが、下記写真資料にある通り1960年代から暑さが顕著になりはじめています。植物の進化はもっともっと長いスパンですから、温暖化のスピードに植物の進化が追い付いていないというのが現状のようです。

将来、人間にとっても植物にとっても過ごしやすい夏に戻ってくれるのが一番良いのですけど、どうなることやら。現状ではこの暑さにも負けない品種の改良を待つしかないのでしょう。

日本の夏は徐々に暑く、長くなっている (東洋経済ONLINEより)
2019-11-23 資料


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参考文献


いつも参考にしている家庭菜園の教科書です。
よかったら読んでみてください。









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Last Modified : 2021-01-14

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