投稿:2020-11-07
| 更新:2021-05-15
✎

2020秋~2021春のソラマメの栽培記録です。
種まきから収穫までを記録します。
家庭菜園やプランター菜園でのソラマメ栽培の参考になれば幸いです。
おすすめソラマメ品種はこちらから↓
🔗ソラマメ栽培 家庭菜園やプランター菜園おすすめ品種4選

《発芽適温(地温)》 20℃前後
《生育適温》 15~20℃
《発芽日数》 7~10日(オハグロ部を下向きにしてまく)
《タネの寿命》 ソラマメの種の寿命は約4年です。保存状態が良ければ2,3年は使えるレベルといえそうです。
他の作物の寿命についてはこちらから↓
種まきは4つの条件を揃えれば芽が出る!🔗発芽を成功させる方法とコツ
《収穫時期》 莢が下向きになり、光沢が出てきたら収穫

・直まきと育苗の方法がありますが、今回は直まき栽培に挑戦してみます。
・土を十分に耕し、堆肥、もみ殻米ぬかボカシ、石灰を混ぜて高さ10㎝程度の畝を作っておきます。

・株間を45~50㎝程とります。春先に密になって病害虫にやられないように十分な株間にします。
・1か所に3粒まきます。オハグロ部分を下にしますが、芽の出てくる位置(写真赤マル、とがっている方)が決まっています。ここが真下に来ないように斜めに埋めるのがコツです。
・タネが青いのは殺菌処理してあるからです。
・頭が少し見える程度に覆土します。



・メネデール水溶液を噴霧器を使って十分に散布します。
🔗種まきや植え付けにメネデール 家庭菜園で効果のある使い方
・土表面が乾かないようにタネの周りにもみ殻をまいておきます。
・マメなので鳥などが狙ってきます。防虫ネットをトンネルしておくと安心です。
・順調にいけば7~10日で発芽します。発芽まで長いので水分管理に注意します。




・13日にして発芽しました。土が盛り上がっていたので芽は出るだろうなあと思っていたのですが…13日は長かった。
・土表面が乾かないように何回か水をまいて管理しました。
・芽が出ると一安心してしまうのですが、ここからある程度葉数が増えるまでが害虫害にあったり根腐れしたりするリスクが多いように思います。気を抜かず毎日の観察を続けましょう。


・本葉が2.3枚でて触れ合うようになったので間引いて一本立ちにします。根を傷めやすいので株の根元からハサミを入れてカットしました。
・ソラマメはアブラムシがよくつきます。防虫ネットのトンネルと敷きわらのように利用できる銀色の『ワラサラバー』で防虫に努めます。




・冬の強風で茎が根元から折れてしまうことが毎年のようにあります。短めの支柱を立てて誘引します。これで一安心です。


・順調に葉数が増えています。本葉5枚以上になると寒さに弱くなる…とあります。どうみても5枚以上の本葉数に見えますが、暖かい地域なのでまあ大丈夫でしょう。このまま順調に冬が越せますように。


・強い寒気団が入り霜柱ができました。この地域は温暖なので滅多に霜柱なんてできないのですが。
・苗は影響を受けませんでしたが、今年の冬は寒い日が多いような気がします。(何度か葉先が凍り付いてクターッとなりましたが…)


・立春を過ぎました。暦の上では春ですが、植物は確実に春を告げてくれています。株元から4つの枝が生え元気に伸び始めてきました。
・雑草が生い茂っていますので草取りと、そろそろアブラムシ対策を本格的に施さないとですね。


・栽培日数100日前にして花芽らしきものが見え始めました。寒の戻りもありますが、暖かい日が続くようになり順調に成長しているようです。
・暖かくなってそろそろかなと思っていたら案の定アブラムシ登場です。発見が遅れなくてよかった。今回はマラソン乳剤で殺虫しました。
🔗アブラムシ駆除 プランター菜園や家庭菜園で使用できる農薬
・ウネの肩にビッシリ生えていた雑草をとりました。これでスッキリ。




・開花しました。きれいな花です。開花後35~40日で収穫となります。
・四隅に支柱を立て、四方に伸びた枝を束ねるようにして紐で囲みます。少し狭くしすぎたかな…
・枝数は5~8本での栽培がちょうど良い実の大きさになるようです。今後次々に生えてくる脇芽は摘んでいきます。
・アブラムシ害を避けるため銀のテープを張り巡らせました。
・ウネの肩の部分を軽く掘り起こし、『米ぬかもみ殻』ボカシを追肥しました。ここまで細い根がびっしりと生えています。
🔗家庭菜園『米ぬかもみ殻』ボカシづくりで安全な有機栽培





・花が咲き乱れています。草丈60㎝を超えてきました。50~60㎝あたりの所に二本目の囲いの紐をしなければです。


・2つ目の倒伏防止の囲い紐を高さ50㎝の位置に備え付けました。
・1株あたり8枝を超えないように脇芽を摘み取りました。枝数が多過ぎると実が大きくなりずらいそうです。


・草丈80㎝になりましたのでトップを摘芯します。こうすることで花の数が限定され実が充実します。
・終わった花から順調にソラマメが大きくなってきています。
・株元が葉で密集していたので、風通しを確保するために葉かきをしました。




・ケムシがいました、しかも大きい。気が付きませんでした。天然成分でオーガニック栽培に使える『STゼンターリ顆粒水和剤』を噴霧して殺虫します。
🔗天然成分を利用したアオムシ・ケムシ駆除 STゼンターリ顆粒水和剤


・収穫間近となりました。収穫適期のソラマメは…
✓莢が下に下がってくる
✓背筋が黒くなる
✓全体の色が濃くなる
✓産毛がなくなる
✓光沢が出始める
と収穫となります。
・画像は背筋が黒くなり始めた莢とまだ緑色の莢。背筋が黒くなり始め、光沢も出てきましたが、産毛が残っているのでもうあと数日必要かなと思います。



・日に日に暖かくなり実のふくらみがスピードを増してきました。収穫条件を満たした実を収穫しました。十分満足のいく大きさです。
・茹でていただきましたが、柔らかく、味が濃く、甘くて最高の味でした。おつまみにもってこいです。
・まだまだ生育中の実が多くありますから今後もとても楽しみです。



・だいぶ疲れてきています。半月にわたって食卓を彩ってくれましたが、本日で撤収とします。土から掘り起こそうとしてもなかなか抜けない程、根がびっしりと伸びていたようです。
・ソラマメはスーパーなどでは単価が高いので、何度も収穫できてとても気分がいいですね。



植物は、光合成で作り出した養分と、土中にある養分を取り込んで成長していきます。土中にある養分は微生物の働きによって植物が吸収できる養分になります。また植物が養分を吸収するときにも微生物が大きく関わっています。要するに土中に微生物がいなければ植物は土中の養分を吸収できないのです。土中の微生物が多ければ多いほど植物の養分吸収の効率は高まることになります。
光合成は天気に左右されますから、人がどうこうするのは不可能ですが、微生物を多くすること、土壌環境を良くすることはできます。
異常気象で野菜栽培は難しくなっています。少しでも植物が元気に育つように、微生物の多く住む土壌環境を作り、毎年美味しい野菜が収穫できるようにしたいものです。
ここの畑はいったん休憩させ、秋作に備えようと思います。
おすすめのアイテムを紹介します。
私は天気の良い早朝に葉面散布して光合成を促進させています。
実も葉もひと回り大きくなるような気がしています。是非お試しください。
🔗玄米アミノ酸酵素液について


野菜は、日光が大好きです。特に夏野菜は日光と温度を要求しますが、昨今の猛暑、酷暑の中では気温の上がり過ぎにより、元気がなくなり成長が弱まったり、病害虫が多発したりします。日光は好きでも異常な暑さは好きではないようです。
地球温暖化が原因とされるこの暑さですが、下記写真資料にある通り1960年代から暑さが顕著になりはじめています。植物の進化はもっともっと長いスパンですから、温暖化のスピードに植物の進化が追い付いていないというのが現状のようです。
将来、人間にとっても植物にとっても過ごしやすい夏に戻ってくれるのが一番良いのですけど、どうなることやら。現状ではこの暑さにも負けない品種の改良を待つしかないのでしょう。
日本の夏は徐々に暑く、長くなっている (東洋経済ONLINEより)


これであなたも菜園家‼
是非読んでいただきたい人気の記事です。
🔗日陰だって大丈夫‼︎家庭菜園やベランダ菜園の日陰でも育てられる野菜
🔗種まきや植え付けにメネデール 家庭菜園で効果のある使い方
🔗翌シーズンも芽が出る出る!残ったタネの劣化を防ぐ保存方法
🔗種まきは4つの条件を揃えれば芽が出る!発芽を成功させる方法とコツ
🔗家の庭を野菜畑に!まる1日で野菜の作れる家庭菜園にする
🔗酸性土壌が危険な本当の理由と仕組みについてはこちらから
🔗オーガニックは地球を救う‼有機栽培・オーガニックの本当の意味についてはこちらから
🔗有機質肥料が根に吸収されるまでの微生物の働きについてはこちらから
🔗プランター栽培 おすすめ培養土5選についてはこちらから
🔗乳酸菌で土づくりについてはこちらから
🔗良い堆肥 悪い堆肥についてはこちらから

いつも参考にしている家庭菜園の教科書です。
よかったら読んでみてください。
▷▷やさい畑を見てみる
posted with カエレバ
▷▷野菜だよりを見てみる
posted with カエレバ
▷▷現代農業を見てみる
posted with カエレバ
最後まで読んでいただきありがとうございます。ポチッとおしてもらえると嬉しいです
↓↓↓
![]() | ![]() |
スポンサーサイト
スポンサーリンク
Last Modified : 2021-05-15