投稿:2020-11-22
| 更新:2021-06-13
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2020年秋~2021春のスナップエンドウの栽培記録です。
種まきから収穫までを記録します。
家庭菜園やプランター菜園でのスナップエンドウ栽培の参考になれば幸いです。
今回使用する品種はこちら↓
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2019、2018年版栽培記録はこちらから↓
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《発芽適温》 15~20℃ 約5日で発芽
《生育適温》 12~18℃
《育苗期間》 本葉3~4枚まで 栽培日数約30日で定植
《収穫時期》 越冬して春、サヤがふっくらと丸みを帯びてきたころ、サヤが緑色のうちに収穫
《タネの寿命》 タネには寿命があります。こちらで確認できます。スナップエンドウ種の寿命は3年です。保存状態が良ければ翌年も芽が出ますが、翌々年は保証できないレベルだと思います。
種まきは4つの条件を揃えれば芽が出る!🔗発芽を成功させる方法とコツ

・直まき栽培と育苗栽培がありますが、今回は直まき栽培に挑戦しようと思います。
・備中くわなどを使って土をしっかり耕しておきます。(堆肥、石灰、米ぬかもみ殻ボカシを混ぜてあります)
・高さ10㎝程の畝を作ります。


・株間を25㎝とります。
・ビンの底などを利用して深さ2㎝の穴を開けます。

・1穴に5粒ずつタネをまきます。タネが青いのは殺菌処理してあるからです。
・メネデール水溶液をタネに直接かかるように噴霧します。



・土を覆土し、もみ殻を上に敷きます。乾燥を防ぐことができます。
・最後にたっぷりメネデール水溶液を噴霧します。順調にいけば5日程で発芽する予定です。
・出芽後ダンゴムシやネキリムシなどに芽をかじられないようにネキリベイトをまいておきます。
🔗ダンゴムシ駆除 プランター菜園や家庭菜園で使用できる農薬




・栽培日数11日にしてやっと発芽しました。種まきの時期を遅らせたこと、急に冷え込んできたことが原因だと思いますが長かった。
・1か所で2株ずつ育てていきたいのでもう少し芽が出てほしいのですが、どうなるか、様子を見てみましょう。


・種まき時期が結果的に遅かったということになるのでしょうか、5粒中1粒しか発芽しませんでした。この地域は暖かいので意図的に遅めの種まきにしたのが裏目に出ました。まだまだ修行が足りませんね。
・草丈15~20㎝が一番寒さに強いといわれているのですが少し足りません。今後寒気が抜けて暖かい日が続くと成長が促進されて良いのですが…


・空のペットボトルを使って防寒と強風の対策を施しました。高さが足りないですがメインは風対策ですので取りあえず良しとします。


・少しずつ大きくなってきています。ペットボトルの中はちょっと窮屈になってきたかな。
・草丈10㎝を超えてきたので、そろそろ支柱に誘引してもよさそうです。


・大寒を過ぎ寒さは続きますが、目に見えて成長するようになりました。植物は確実に季節の移り変わりを感じ取っているのですね。
・草丈が20㎝を超え「ペットボトルドーム」を突き抜けてきましたので、支柱に誘引しました。トンネルの高さ以下の支柱が必要だったので、枯れ枝を使いました。ちょっとオシャレでしょ。
・2月に入ったら追加で5株ほど苗を作る予定です。


・強い寒気団が入り霜柱ができました。この地域は温暖なので滅多に霜柱なんてできないのですが。
・苗は影響を受けませんでしたが、今年の冬は寒い日が多いような気がします。


・立春を過ぎ草丈30㎝になりました。株元から脇芽が生えてきています。主枝の成長を促進するために脇芽は全てカットしてしまいます。こうすることで主枝のみに栄養が行くことになります。


・スナップエンドウは親づるに多くの花が咲き実が生ります。子づるや孫づるは次から次へと出て生い茂る割にさほど実が生らないようです。例年親づるは180㎝で摘心するのですが、今回は親づる1本仕立てでつるおろし栽培に挑戦してみようと思っています。
・1本仕立てだともう少し株数を増やせそうですので、追い蒔きをしました。発芽適温15~20℃にするには露地では無理なのでポット育苗とし、スチロール箱の中で温度管理しようと思います。



・発芽しました。発芽率も秋まきより良いです。毎年秋まきで冬越え栽培をしてきましたが、春まき栽培が可能なら楽ちんだなあ…
しばらく様子を見ていきましょう。


・草丈が60㎝になりました。そろそろ本格的に誘引しなければならないのですが、どのようにするか方法を思案中。

・追い蒔き後の苗は順調に大きくなっています。10㎝程になったら定植です。


・『スナップエンドウ1本仕立て』に挑戦です。まずは基本となるU字支柱を両脇に立て固定します。
・トップと地上10㎝の場所に横棒を固定し、誘引するためのビニール紐を結びつけます。

・『ゆういんキャッチ』などを使って紐と主枝を誘引固定します。これを使うことによって何度も誘引か所の変更ができます。



・夜中の防風で主枝がポッキリと折れてしまいました。が、スナップエンドウの主枝は繊維質が強いのか、折れても引きちぎれるまでにはなりません。太めのストローをあてがって自己再生を促します。これでしばらく様子を見ます。



・草丈80㎝を超えました。ちょうど80㎝の所から花芽が出ています。いよいよ花が咲き始めますよ。


・2月初めに種まきした苗を植え付けます。これで都合11株となります。
・つるおろし栽培に挑戦していますが、ある程度大きくなるまでは風の影響を大きく受けるので、従来通りの支柱に誘引紐で誘引するスタイルにしました。大きくなったら「つるおろし」しやすいように支柱は紐、そして専用の誘引キャッチを使います。



・開花しました。何だかんだでこの1株だけがまともに成長して開花となりました。風で茎が折れ、ストローギブスで養成していた2株も、結局おれた部分の上が枯れてしまい、脇芽を主枝の代わりにしているのでこちらはまだ開花とはいきません。春まきの苗が早く成長してくれるといいなあ。


・今回は『1本仕立て(つるおろし栽培)に挑戦』というテーマがあります。これまで紆余曲折があり、現在1株しか順調に育っていないのですが、1本仕立てにチャレンジします。
・10節目から14節まで子づるが出ています。そこから上は花芽が出ています。1本仕立てですからこの子づるをカットしていきます。こうすることで、ごちゃごちゃにならずに主枝をずり下ろすことができます。結果、トップの摘芯が必要ないので長期間各節ごと2つのエンドウが収穫できるということになります。



・主枝がトップまで行ったので、つるおろしを実践してみます。

・主枝を誘引していた『ゆういんキャッチ』をいったん全部外します。

・絡んだツルの部分をやさしく外していくと完全に主枝はフリーになります。

・主枝の下の部分をとぐろを巻くようにたたんでいきます。

・主枝が30㎝程下がりました。トップを摘芯しないのでまだまだ成長させることができます。
・初収獲ももうすぐ。さて主枝から何個の実が収穫できるでしょうか、楽しみです。



・季節外れの寒気が入り実のふくらみがいまいちですが、初収穫しました。実のふくらみには気温が大きな影響があることがわかりました。


・二番目の株がトップまで来ました。つるおろしをして30㎝程ずり下げました。今後は次々とつるおろしが続いていきます。


・地表に下ろした主枝がかなりの長さになっています。柔らかいツルなら輪を描くように巻けるのですが、スナップエンドウは繊維質なのかポッキリ折れたようになってしまいます。それでも枯れずに成長し続けています。
・子づる、孫づるを伸ばして収穫するスタイルの方が多く収穫できると思いますが、一気に実が生ります。家庭内消費の場合は、少しずつ長く収穫できるつるおろしスタイルの方が合っているような気がします。毎日5,6本ずつ収穫して消費するという2人暮らしには好都合なつるおろしスタイルです。
・いろんなところに巻き付くヒゲはつるおろしの際邪魔になりますのでカットしています。




・初期から順調に育っていた株が強風の影響なのか折れてしまいました。その他にも生長点を切ってしまったのか、トップがなくなってしまった株が2株あり、計3株を栽培終了しました。
・最終的にどれだけ成長したのか図ってみました。360㎝ありました。通常であれば180㎝程で摘心しますから、約2倍主枝を伸ばしたことになります。




・6月に入り、実はなるものの中に虫が入ったり、株全体が弱っているようなので撤収とします。
・4月12日の初収穫からコンスタントに採れ続けてきましたが終了です。


・初めてつるおろし栽培に挑戦してみました。トップで摘心するのではなく下にずらして同じ高さに生長点を持ってくるという栽培方法がおもしろいな、と思ったからです。
・栽培してみて…家庭菜園レベルでは、長い期間収穫できるが弱ってきたときの管理や、スナップエンドウ独特の固めの枝をどうさばくか、などの管理が難しいような気がした。
・やはり従来通りの栽培方法が家庭菜園にはあっているのかもしれない。
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実も葉もひと回り大きくなるような気がしています。是非お試しください。
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野菜は、日光が大好きです。特に夏野菜は日光と温度を要求しますが、昨今の猛暑、酷暑の中では気温の上がり過ぎにより、元気がなくなり成長が弱まったり、病害虫が多発したりします。日光は好きでも異常な暑さは好きではないようです。
地球温暖化が原因とされるこの暑さですが、下記写真資料にある通り1960年代から暑さが顕著になりはじめています。植物の進化はもっともっと長いスパンですから、温暖化のスピードに植物の進化が追い付いていないというのが現状のようです。
将来、人間にとっても植物にとっても過ごしやすい夏に戻ってくれるのが一番良いのですけど、どうなることやら。現状ではこの暑さにも負けない品種の改良を待つしかないのでしょう。
日本の夏は徐々に暑く、長くなっている (東洋経済ONLINEより)


これであなたも菜園家‼
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Last Modified : 2021-06-13