投稿:2017-11-11
| 更新:2018-10-22
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日本人のすごいところ!長い年月をかけて地道に研究を続けた成果です。
今までなかった優れた効果を発揮する、興味深い堆肥がいろいろ開発されています。
《竹堆肥》
原材料
添加物を一切使用せず100%生竹パウダーだけを、竹に自生している天然の乳酸菌で発酵させた堆肥
特徴
必要量は牛ふん、バーク堆肥の40分の1と少量で十分な効果があり、畑仕事が楽になります。
甘酸っぱい香りなので、住宅が近くても匂いが気になりません。
増殖した乳酸菌が出す乳酸により、土壌中の肥料成分が分解され、植物の根が吸収しやすいようになります。
乳酸菌は、病原菌の繁殖を抑える効果も期待されています。
施し方
土10リットルに対し、片手で一掴み(約50グラム)を目安に施します。
畑の表面にできるだけ均一になるようにまき、土とよく混ざるように耕します。
こちらのホームページに詳しく紹介されていますのでご覧ください。
⇒株式会社 竹ノ粉ホームページ
《生薬カス堆肥》
原材料
漢方薬の原料となる各種生薬からエキス分を抽出した後の生薬カスを発酵させた、100%有機質原料の堆肥です。肥料成分も含みます。
特徴
放線菌が多く、土壌病害を軽減します。
土壌の団粒化を促進し、土壌環境改善をするため、根張りが良くなります。
ほとんど無臭ですが、かすかに漢方薬のいい香りがします。
有機JAS認定製品なので、有機栽培に最適です。
施し方
1平方メートルあたり2分の1リットルを土に混ぜ込みます。
施し過ぎにならないように注意します。
こちらのホームページに詳しく紹介されていますのでご覧ください。
⇒微生物農法研究所ホームページ
《ニーム入り堆肥》
原材料
牛ふんと広葉樹の樹皮を200日以上熟成したものに、ニームのカスを配合して追熟した堆肥。
ニームとはインド原産の常緑樹で、土壌の病気や、害虫の予防に利用されています。
特徴
有用な微生物が豊富で、土壌の活力が強化され、古く硬くなった土も再生します。
土が元気になり、害虫に負けない土壌環境ができます。
連作障害を減らし、定期的に使用することで、農薬の使用を軽減できます。
施し方
3.3平方メートルあたり20リットルを土に混ぜ込みます。
土壌表面のマルチング材として使用すると、乾燥防止と害虫飛来の抑制に効果があります。
⇒ニーム入り堆肥
私もにニームを育てようと昨年大学祭で購入しました。
が、原産はインド、日本の冬は寒すぎるようです。
なんとか葉数枚で冬を越せましたが、この冬はどうやって越冬させるか悩んでいます。
大きくなったニームの葉を摘んで、煎じたエキスを薄めて散布すると防虫効果があるようです。
日本の気候に合うニームの商品化を心待ちにしています。


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参考文献
いつも参考にしている家庭菜園の教科書です。
よかったら読んでみてください。
▷▷やさい畑 2018年 10月号
▷▷野菜だより 2018年 11月号
▷▷現代農業 2018年 11月号
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Last Modified : 2018-10-22