投稿:2017-11-13
| 更新:2018-10-22
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植物に最適な土や肥料などをあらかじめ配合した用土です。
土作りの手間が省け、初心者の方やプランター栽培にオススメです。
培養土とは
培養土は、基本用土と補助用土が最初から混ぜ合わせてあり、特定の植物に合わせた肥料配分(窒素・リン酸・カリ)や、水はけ・水もちの調整が既に済んでいる用土です。
市販の培養土は、病気にかかりにくく、PH度数を調整する必要がありません。
殺菌した清潔な土を使っているため、病害虫が寄り付きにくいです。
肥料や根腐れ防止剤、水枯れを防ぐ有効菌など、様々な種類が混ぜ合わされた種類があり、初心者にとって強い味方になります。
・基本用土
土の50%以上を占めて主体となる用土です。
肥料分を含まず、水はけや水もちのバランスがとれた土が多いです。
赤玉土、鹿沼土、日向土、黒土、真砂土、ケト土、軽石、水苔などがあります。
・補助用土(改良用土)
肥料成分を含んだり、水もちや水はけに優れた土です。
基本用土に混ぜ込んで、水はけ、水もち、通気性、肥料分などを高めていきます。
腐葉土、ピートモス、パーライト、バーミキュライト、バークチップ、堆肥、石灰などがあります。
混ぜ合わせる種類や比率によって様々な培養土が市販されている
・さまざまな植物に広く使える「汎用タイプ」
赤玉土、鹿沼土などの基本用土に堆肥や腐葉土などの改良用土を配合し、さらに軽石やピートモス、バーミキュライトを配合した多くの種類の植物に適した用土です。
・粒状に処理され水はけに優れた「粒状培養土」
観葉植物など、特に水はけに注意が必要な植物用に配合された培養土です。
・粒が細かい「種まき・挿し木用培養土」
粒が細かく、保水性に優れ発芽しやすくなるように配合された培養土です。
・油かすや魚かすなど有機質肥料が混ぜられた「有機培養土」
有機栽培用に有機質肥料を配合した培養土です。
培養土の選び方
どんな基本用土や改良用土が使用されているか袋の表示をチェックします。
製造会社(販売会社)、使用原料、PH、肥料成分の量ががきちんと明記されているものを選びます。
今では、どこでも購入できる培養土ですが、品質はさまざまで、これを見極める目が必要です。
畑の土にしろ、培養土にしろ、良い土の条件とは、
水はけがよい・・・水がスッと入っていって下から抜けていく。
水もちがよい・・・べちゃべちゃではなく、適度な湿り気が長く続く。
通気性がよい・・・土中の微生物や根に必要な酸素を供給できる。
肥料もちがよい・・肥料分が土や堆肥にくっついて水に流されない。
の4つです。
この条件を満たす土は団粒構造の土といわれます。
全体的にフカフカしていて、黒っぽく、適度に湿った感じで、臭くありません。
これを袋の外からイメージできるものなら、きっと良い培養土でしょう。
できれば、信頼できるメーカーや、信頼できるお値段の培養土を選ぶようにすると安心です。
▷▷培養土を見てみる
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参考文献
いつも参考にしている家庭菜園の教科書です。
よかったら読んでみてください。
▷▷やさい畑 2018年 10月号
▷▷野菜だより 2018年 11月号
▷▷現代農業 2018年 11月号
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Last Modified : 2018-10-22