FC2ブログ

乳酸菌で土づくり

  •   26, 2017 18:02
  •  0


11・26・表紙



土の中には1グラムあたり30億個の微生物がいます。
いったん植物が土中に根を伸ばし、地表に茎葉を出し始めると、微生物は根や茎葉の周りにに集まってきて、植物の成長を助けたり、病害虫から植物を守ってくれます。
反対に、植物は微生物の成長に必要な養分を提供し、持ちつ持たれつの関係が成立しています。

これらの植物にとって有用な微生物がそれぞれどんな働きをしているのか見ていきます。





乳酸菌とは



乳酸をつくる細菌類の総称を乳酸菌と呼びます。
ヨーグルトなどの乳製品によく含まれている動物性乳酸菌や、竹や米ぬかにたくさん含まれる植物性乳酸菌があります。
畑で役立つのは『ラクトバシラス』という乳酸菌です。


乳酸菌のはたらき



乳酸菌が糖類を分解してつくる乳酸はpH4.5以下の酸性なので抗菌効果があり、葉面でも土壌中でも病原菌の繁殖をおさえてくれます

乳酸菌は、土壌中で植物性有機物を効率よく分解して土を肥沃にします。

乳酸菌を餌として食べるアメーバや粘菌類などの善玉菌を増やし、土壌バランスを整えます。

堆肥発酵やボカシづくりにおいての乳酸菌のはたらきは、こうじ菌や納豆菌がつくった糖をエサに増殖し、乳酸をつくります。
乳酸は強酸性なのでpHが下がり、酸性を好む酵母菌が増殖しやすい環境を作ります。

酵母菌はアミノ酸、ホルモン、ビタミンなどをつくります。乳酸菌がつくる有機酸はこのミネラルなどをを溶かしたり、キレート化したりして、植物に吸収しやすくしてくれます。


乳酸菌の増やし方



乳酸菌の餌となる米ぬかや米のとぎ汁を畑に直接まく方法がもっとも簡単です。

自分の手で増やすなら米のとぎ汁に含まれる乳酸菌を利用して増やす方法があります。糖分を加えることで乳酸菌が元気になり増殖が進みます。


米のとぎ汁で乳酸菌液をつくる



米のとぎ汁を原料に、使い道の多い乳酸菌液を簡単につくることができます。

準備するもの
・ペットボトル(1.8~2ℓ)1本
・米2~3合
・水2ℓ
・黒糖30g(グラニュー糖でも可)
・粗塩10g

1、ボウルに水を入れ米を洗う。最初に出る濃いとぎ汁を使う。乳酸菌が多く含まれます。
2、とぎ汁に黒糖を加える。糖分が乳酸菌の餌になる。
3、粗塩を加える。塩分でほかの菌の増殖を抑える。
4、よくかき混ぜ、ペットボトルに移し替える。乳酸発酵は酸素があったほうが進むので、満タンにせず空気を入れておき、ふたも少し緩めておく。

日陰の暖かいところに置いておけば、約1週間で完成します。
完成後は、冷蔵庫などで保管し、早めに使い切ります。

発酵は、まず失敗することはありませんので、有用菌培養の入門編としてチャレンジしてみましょう。


どのように使うか



とぎ汁乳酸菌液の上澄みを10倍に薄めて、葉面に散布し、病原菌を減らします。

土づくりの時に、原液を直接散布します。土壌中の乳酸菌は、植物性有機物の分解を促進し土を肥沃にします。また、自ら餌となり善玉菌を増やし、土壌生物のバランスを保ちます。

散布しすぎると土壌中の有機物が減って土が固くなるので、半年に数回の使用にとどめましょう。


まとめ



乳酸菌は、人の体内でも、土壌中でも、それぞれの良い環境を保ってくれるとっても有用な微生物です。
しかも身近にあるもので手軽に利用できて、土づくり効果が高いとくれば、利用しない手はないですね。

乳酸菌を利用した用土や肥料が多く販売されています。
自分の畑に合った土壌改良剤を探しましょう。
▷▷乳酸菌入り土壌改良剤を見てみる


関連記事


関連記事としてこちらもご覧ください。

🔗野菜のタネを上手に発芽させるために知っておくこと
🔗日陰だって大丈夫‼︎家庭菜園やベランダ菜園の日陰でも育てられる野菜
🔗家の庭を1日で家庭菜園にする
🔗酸性土壌が危険な本当の理由と仕組みについてはこちらから
🔗オーガニックは地球を救う‼有機栽培・オーガニックの本当の意味についてはこちらから
🔗有機質肥料が根に吸収されるまでの微生物の働きについてはこちらから
🔗プランター栽培 おすすめ培養土5選についてはこちらから
🔗良い堆肥 悪い堆肥についてはこちらから


参考文献


いつも参考にしている家庭菜園の教科書です。
よかったら読んでみてください。

▷▷やさい畑 2018年 10月号

▷▷野菜だより 2018年 11月号

▷▷現代農業 2018年 11月号



最後まで読んでいただきありがとうございます。ポチッとおしてもらえると嬉しいです
↓↓↓

にほんブログ村 花・園芸ブログ 野菜のみ(家庭菜園)へ


関連記事

Tag:乳酸菌 土壌改良

0 Comment

Post a comment