投稿:2017-12-09
| 更新:2019-01-04
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根菜類は適切な処理をすれば、長い期間鮮度を保ったまま保存ができます。
適切な温度や湿度で保存して、春までおいしくいただきましょう。
ダイコンの長期保存
家庭菜園でのダイコン栽培は、11〜2月収獲の秋冬どりと、3〜4月収獲の春どりの2通りが主流ですが、長期保存は秋冬どりのダイコンが向いています。
保存の最適温度は0~1℃です。凍ってしまう一歩手前がちょうどよいです。凍らせると繊維が壊れ、そこから腐敗していきますから注意が必要です。
住んでいる地域の気候、気温に応じて使い分けるようにします。
葉をカットして冷暗所で保存
収穫したダイコンの葉を、根の境目ギリギリで切ってしまい、気温によって1本ずつ1~3枚の新聞紙で包みます。
葉先の方だけは閉じずに開けておきます。
畑で育っていた時と同じように、葉先を上にして立てて保存します。
寝かせると、元通り縦にのびようと余計なエネルギーを消費してしまいます。
保存最適温度0~1℃を維持できれば、3月まで長期保存できる地域もあります。
注意)葉の部分から水分が抜けてしまいますから、必ず葉はカットしてください。
土寄せして畑で保存
霜や冷害を避けるため、12月末までにダイコンの葉の根元より少し上まで土寄せします。
寒さが厳しい地域では、葉が凍って痛むのを避けるため、葉が全部埋まるほど土寄せします。
地温は氷点下にはなりませんし、適度な湿度が保たれますのでみずみずしさが維持できます。
土寄せするだけなので、手間のかからない保存方法です。
1月いっぱいは成長しない状態が続きますが、2月になり『とう立ち』の生殖成長が始まると『ス』が入り味が落ちますので、注意が必要です。
畑にそのまま保存するので、次の作付けの準備ができないのがデメリットです。
地中に埋めて保存
ダイコンをすべて収穫してしまい、葉を根元で切り落としてしまいます。ダイコンは洗いません。
畑のどこかにダイコンを縦に埋められる深さの穴を堀り、ダイコン同士の隙間に土が入るようにして、縦にして埋めます。
地表部分に保温用のワラや、雨除け用に黒マルチをします。
毎回掘り起こして埋め戻さなければならないのが手間です。
『とう立ち』の心配がないので、春まで新鮮なダイコンが食べられます。
畑とは別の場所に保存しますので、効率的に畑の作付けができます。
まとめ
ダイコンを使った料理は数多くありますから、保存がうまくいけば、長い期間自分で作ったダイコンで料理を楽しむことができますね。
住んでいる地域の気候に合った保存方法を是非見つけてください。
ダイコン栽培記録はこちらをご覧ください
🔗写真でわかりやすい!ダイコン栽培記録 【種まき・間引き・収穫】 2018版
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参考文献
いつも参考にしている家庭菜園の教科書です。
よかったら読んでみてください。
▷▷やさい畑 2018年 10月号
▷▷野菜だより 2018年 11月号
▷▷現代農業 2018年 11月号
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Last Modified : 2019-01-04