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家庭菜園の防寒対策



12・9・4



冬も本格的に寒くなると、植物の成長はとてもゆるやかになり、野菜は寒さに当たり、甘みが増します。
空いている畑やプランターの整理、土作りや腐葉土作り、越冬する野菜や、収穫を迎えている野菜の雪、低温対策がこの季節の仕事になってきます。
家庭菜園でできる、雪、低温対策について調べてみました。




雪対策、低温対策が必要なわけ


雪対策の必要性

作物に雪が降った場合、問題になるのは雪の重さです。
積もった雪の重みで、苗が倒れたり、茎が折れたりして作物の成長に影響を与える可能性があります。

低温対策の必要性

雪よりも低温にあたることのほうが作物にとっては脅威です。
気温が0℃を下回ると凍害が発生する可能性があります。
凍害とは、作物がが低温で凍ってしまい、その後、気温が上がった時に凍った部分が腐ってしまう害です。


野菜がすぐに凍らないのは


野菜は凍りつくような寒さでもなかなか凍ることはありません。これは野菜が凍らないように寒さ対策をしているからです。

そもそも凍るのは水分なんですが、水に糖分やビタミンなどが含まれていればいるほど凍りにくくなるのです。
だから寒くなると野菜は凍らないように一生懸命糖分やビタミンを作り出すのです。

これが野菜が寒くなると甘みを増す仕組みです。
成長はとてもゆっくりですが、光合成でつくられた栄養分をじわじわと甘みに変えているのですね。


トンネルで雪、低温対策


不織布や寒冷紗を被覆資材にして、トンネルをつくって防寒対策します。
もっとも一般的な方法です。
保温効果は不織布のほうが高く、強度は寒冷紗のほうが優れています。
不織布のほうが割安です。

▷▷不織布シートを見てみる
▷▷寒冷紗を見てみる


支柱を合掌式に立て被覆資材で覆い雪、低温対策


イボ付き支柱を草丈に合わせて合掌式に組み、被覆資材で覆います。
トンネルの高さ以上の作物を防寒する場合に使用します。

▷▷イボ付き支柱を見てみる


敷きわらやマルチシートを使って株元を覆い雪、低温対策


敷きわらやもみ殻、マルチング材で株元を覆い防寒対策します。
地温が安定しますから、低温対策にはなりますが、雪の害は避けられません。


その他の雪、低温対策


ハクサイは萎れた外葉3.4枚を球にかぶせるようにして紐で縛っておきます。


まとめ


トンネルとマルチングでダブル防寒対策すると、地温が安定し、しかも保温効果も期待でき、雪対策や防風対策なども可能ですから、おすすめです。
寒さにあたることで、野菜は甘みを増しますから、雪、低温対策をしっかり行って、おいしい野菜が収穫できるようにしましょう。


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参考文献


いつも参考にしている家庭菜園の教科書です。
よかったら読んでみてください。

▷▷やさい畑 2018年 10月号

▷▷野菜だより 2018年 11月号

▷▷現代農業 2018年 11月号



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Last Modified : 2019-01-26

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