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畝立て



11・25・2



家庭菜園を始めた当初は、見よう見まねで畝を作って、いっちょ前になった気分になっていましたが、そもそも畝はなぜ立てなければいけないのでしょうか…調べてみました。





畝を立てる理由


①水はけをよくする

畝を立てる第一の理由は、水はけを良くするためです。
雨の多い日本では、水害が頻繁に起こります。
植物の根は2.3日水につかった状態が続くと腐り始めます。
畝を立てればレベルが高くなるので、大量の雨が降っても根が水に長くつかる危険を回避できます。

②作土層を深くする

作物が根を張る深さは、ゴボウのように極端に深さが必要な作物を除いて、一般的には20~30cmです。
畝を立てることによって、深くまで掘らなくても、または掘れなくても20~30cmの深さを確保することができます

以上が、畝を立てる主な理由です。

畝を立てることによって、土の表面積が増え地温が上がる効果も期待できます。(寒い時期には逆に地温が下がり安くなります)


畝の高さはどうすればいいのか


①栽培する作物よって高さを変える

ナス科の植物は、根を深く張ります。
トマト、ナス、ピーマンなどは、高畝にして作土層を確保します。

ウリ科の植物は、根は深く張らずに横に張ります。
キュウリ、ニガウリなどは、畝は高くする必要はないです。

根菜類は、根が大きくなるための作土層が必要です。
高畝にして、30cm以上の作土層を確保しましょう。

畝は高いほど乾燥しやすいですから、湿気に弱い作物は、高畝にして水はけを良くします
ホウレンソウ、ジャガイモ、ダイコン、タマネギ、ニンジンなど多くの作物は湿気に弱いです。

湿気を好む作物は、高畝にすると乾燥してしまいますから、高い畝は必要ありません。
サトイモ、ショウガ、キュウリなどは乾燥が苦手です。

②水はけの良し悪しで高さを変える

粘土質を含む土は、水はけが悪いので、畝を高めにして水はけを改善させます。

砂質の土は、水はけが良いので、畝を高くする必要はないです。


畝の幅はどうすればいいのか


畝の幅は、作る作物と何条で植えるかによって変わりますが、作業する人間の手の届く範囲120cmまでにすることが多いです。
トマトの株張りは60cm程ですから、2条植えで120cmになります。


まとめ


雨が多い梅雨時や、台風の接近がある夏から秋の作物栽培は、水はけの良い畑でも、少なくとも10cmの畝を立てておくと安心です。


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参考文献


いつも参考にしている家庭菜園の教科書です。
よかったら読んでみてください。

▷▷やさい畑 2018年 10月号

▷▷野菜だより 2018年 11月号

▷▷現代農業 2018年 11月号



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Last Modified : 2018-10-23

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