投稿:2018-01-15
| 更新:2020-01-19
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《発芽適温》 15~20℃ 約5日で発芽
《生育適温》 12~18℃
《育苗期間》 本葉3~4枚まで 栽培日数約30日で定植
《収穫時期》 越冬して春、サヤがふっくらと丸みを帯びてきたころ、サヤが緑色のうちに収穫
《タネの寿命》 タネには寿命があります。こちらで確認できます。
種まきは4つの条件を揃えれば芽が出る!🔗発芽を成功させる方法とコツ

野菜は凍りつくような寒さでもなかなか凍ることはありません。これは野菜が凍らないように寒さ対策をしているからです。
そもそも凍るのは水分なんですが、水に糖分やビタミンなどが含まれていればいるほど凍りにくくなるのです。
だから寒くなると野菜は凍らないように一生懸命糖分やビタミンを作り出すのです。
これが野菜が寒くなると甘みを増す仕組みです。
成長はとてもゆっくりですが、光合成でつくられた栄養分をじわじわと甘みに変えているのですね。

この冬一番の寒気が入り、とっても寒い日が続いていますが、順調に成長しているスナップエンドウのツルがいよいよ寒冷紗の網目に絡み始めました。
このまま放っておくと、絡まりまくって解くのが大変になるのでトンネルを外し、高さ180cmの支柱で仕立てることにしました。

先ずは、1株ずつ支柱を立てて誘引します。
暖かくなって、ぐんぐん成長するときに、支柱に誘引しておけば強風で折れてしまうことはありません。
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180cmのイボ支柱ですが、合掌型にして組めば頑丈になるのですが、腰から頭の高さくらいまでにビッシリ実がなりますから、頭上でもツルの行き場があるように直方体型に仕立てます。
筋交いも入れて強風にも負けない構造にします。が、まだまだ補強が必要だと思います。

⇓昨年の仕立てです。この後向こう側が見えなくなるほど、密集します。
筋交いをしていなかったので横風には弱く、強風で何度も倒れそうになり、苦戦したことを思い出します

北風が直接あたる位置にあるので防風ネットをしておきます。
暖かくなり、本格的な成長が始まったら前後にネットを張って完成です。


立春を過ぎ、暖かい日もあり、いよいよ待ちに待った春の到来ですかね。
エンドウは、草丈が70cmになりました。根元から脇芽も生えてくるようになり、春を感じることができます。

前回より10㎝近く伸びたのでイボ付き支柱に誘引しました。
茎も太くなってきたので、温度が上がってくれば一気に成長を始めますよ!
次はネットを張らないといけませんね。


前回の誘引から8日で10㎝以上伸びました。
いよいよ本格的に成長を始めますね。
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防風ネットを外して10㎝×10㎝穴のネットを張ります。
株元から生えている芽も欠いておきます。
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ネット完成です。
高さ210㎝のイボ支柱ですから、土にさした分を差し引いて190㎝まで伸ばせます。
欲張らずに190㎝まできたら敵芯です。
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草姿120cm、種まきから132日で一番花開花しました。
140~150日が基本なのでほぼ予定通りです。
開花から2週間で収穫できます。
寒の戻りがなければ、これから開花ラッシュです。
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本格的な春の陽気。
草丈110㎝から上で花が咲き乱れています。
そろそろ実がついてくる頃かな…


サヤがつき始めました。
あと2回りほど大きくなってぷっくりしてきたら収穫です。


栽培日数152日で初収穫できましたあ。
湯がいて塩でいただきました。
しばらく、娘のお弁当の彩に活躍します。

草丈が支柱の高さを超え手が届かなくなりそうなので摘心しました。
子づるも伸びてゴチャゴチャしてきましたから、収穫後の余計なつるは摘んでいきます。
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収穫のピーク!
最終的に何本穫れるかカウント中です。


栽培日数183日、収穫量421個、1株あたり52個の結果となりました。
茎葉もだいぶ弱ってきましたし、次の作付けがありますから撤収とします。
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誘引に使った紐を全て外して、下から引っ張って外していきます。
ツルがしっかりネットに絡まっているので、ハサミを使いながら作業します。
コツが必要です。

撤収作業終了です。
次の作付けのために、残った根などを取り除き、しっかり耕しておきます。
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今回使用した資材です。
株間がとれず密集させてしまったせいで風が抜けず、強風ではかなりあおられました。
草丈が高くなりますから、次回は支柱をもっと上手に利用して頑丈にしようと思います。
▷210㎝園芸用支柱 8本
▷150㎝園芸用支柱 15本
▷180×180 園芸用ネット 1
▷90×180 園芸用ネット 1
ビニール紐
太めの杭 2本

私はこれを天気の良い早朝に葉面散布して光合成を促進させています。
実も葉もひと回り大きくなるような気がしています。是非お試しください。
🔗玄米アミノ酸酵素液について


野菜は、日光が大好きです。特に夏野菜は日光と温度を要求しますが、昨今の猛暑、酷暑の中では気温の上がり過ぎにより、元気がなくなり成長が弱まったり、病害虫が多発したりします。日光は好きでも異常な暑さは好きではないようです。
地球温暖化が原因とされるこの暑さですが、下記写真資料にある通り1960年代から暑さが顕著になりはじめています。植物の進化はもっともっと長いスパンですから、温暖化のスピードに植物の進化が追い付いていないというのが現状のようです。
将来、人間にとっても植物にとっても過ごしやすい夏に戻ってくれるのが一番良いのですけど、どうなることやら。現状ではこの暑さにも負けない品種の改良を待つしかないのでしょう。
日本の夏は徐々に暑く、長くなっている (東洋経済ONLINEより)


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野菜作りが一作終わると、土壌中の養分は消費されてしまっています。次期作のために失われた栄養分を補給しなければなりません。
足りなくなった分、または次期作の野菜に必要な栄養分を補うために有機物を投入します。
注意しなければならないことは、生育途中に足らなくなった場合は追肥すればよいですが、過剰な場合は残った肥料成分が腐り、病害虫などの害がでてきますから、多過ぎないように気を付けなければなりません。
有機物が投入されると活発になる微生物
微生物にとって有機物(油かす・骨粉・魚かす・牛ふん・豚ふん・鶏ふん・生ごみ・緑肥など)はエサです。エサのない状態ではひっそりとしている微生物ですが、有機物が土に投入されると一気に活発にエサを食べ、増殖と死滅を繰り返します。
このエサを分解してできた物質を、根は栄養分として吸収することになります。
死滅した微生物もまた他の微生物に分解され栄養分になります。
化学肥料は、微生物のエサにはなりません。したがって、化学肥料だけの施肥は、エサがないのでやがて微生物ゼロの土を作ります。
分解しやすい物質と分解しにくい物質
有機物には様々な物質が含まれています。
微生物は食べ易い物質(糖、デンプン、たんぱく質など)から先に分解していきます。
食べ易いので一気に分解し増殖するので熱が出ます。
有機物の投入を種まき・定植の数カ月前に行う理由の一つは、この熱で根が傷つくのを避けるためです。
さて、残った食べにくい物質はどうなるかというと、ゆっくりと時間をかけて微生物によって分解されていきます。堆肥となりやがて腐植となります。この時熱は出ません。
分解し易い物質を分解し、且つ発酵熱によって雑草のタネや病害虫の元を減らす工程を、堆肥作成においては一次発酵といい、一次発酵が終えた有機物は完熟堆肥とうたっても良いことになります。
この後、分解しにくい物質をゆっくり分解していきますが、時間が経てばたつほど腐植と微生物が増え、良質な完熟堆肥となっていきます。
どの微生物が動くかはわからない(水たまりでは腐る)
有機物が投入されると、エサを食べ微生物が活発になるといいましたが、有用菌である『乳酸菌』や『酵母菌』などが多く活発に動いてくれれば理想的な発酵になるのですが、そうでない場合があります。
水はけが悪かったり、大雨で水たまりになってしまうような畑で、土に酸素が含まれていない土壌では、同じ分解でも発酵ではなく腐敗となる微生物が動きます。
腐敗の場合は、植物の生育を悪くする物質が出来たり、有毒なガスが発生したりします。何より腐敗臭に誘われてハエやセンチュウなど害虫が寄ってきて悪の温床となります。
有機物さえ投入しておけば大丈夫、美味しい野菜ができる!と安心するのは間違いです。
腐敗の条件は、水、酸欠、温度です。せっかくの有機質肥料ですから腐らせないようにしたいものです。
ボカシのすすめ
発酵か腐敗か…土の中でどっちに転ぶか分からないようなことを避けるため、あらかじめ有用菌で有機物を上手に発酵させたものがボカシ肥料です。
これなら一次発酵済みなので温度が上がることもないですし、有用菌によって分解され、根が吸収できる栄養分になっていますから安心して施肥することができます。
ベテラン菜園家ともなれば、自分の手に入れやすい有機物などを利用してオリジナルの『ボカシ』を作り菜園に投入しています。
🔗7日で完成 米ぬか・もみ殻 ボカシ・堆肥づくり/好気性発酵 はこちらから
数種類の有機質肥料を発酵させた即効性の肥料をボカシ肥料といい、落ち葉やバークなどを入れ、分解がゆっくりで土壌を改良するような働きを持つもので一次発酵が済んでいるものを完熟堆肥といいます。
ここをしっかり押さえ、理解しておくことが大切です。
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Last Modified : 2020-01-19