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野菜高騰の現状と見通し、そして1週間で作れるシャキシャキ野菜



12・2・3



昨年の12月からスーパーなどで野菜の高値が続いています。白菜、キャベツ、大根などなど。
私はこの冬、大根を栽培したので大根は買わずに済んでいて、しめしめといった感じです。家庭菜園をやっていてよかったなと思う瞬間です。
巷では、ステーキ店のサラダバーが大盛況だとか…
この高騰はいつまで続くのか、また野菜の価格が高い時にとるべき対策について調べてみました。




11月中旬から2か月間も高値続き


今回の野菜の高騰は、特に葉もの野菜の高騰が目立っています。
レタス400円、キャベツ380円、大根350円まで高値がついた所もあります。これは平年の1.5~2倍の値段ということです。


原因は…


昨秋の台風21,22号の影響や、11月~年末にかけての低温続きなどで、全国的に不作で品薄状態が続いているということです。

ホウレンソウ → 群馬、埼玉
レタス    → 静岡、兵庫
白菜     → 茨城、兵庫
キャベツ   → 愛知、千葉
ダイコン   → 神奈川、千葉

これは、1月の主な出荷産地です。ちょうど台風の通り道になっていますね。


2月上旬には価格が安定してくる見込み


産地リレー体制

それぞれの野菜は、各都道府県で栽培の時期をずらすことによって、消費者へ安定供給できる産地リレー体制を整えています。

例えばレタスの出荷時期は、長野が5~10月、茨城が9月下旬~6月上旬、群馬が6月中旬~9月、兵庫が10月中旬~5月となっています。これでレタスは年間を通して安定して供給されるのです。

もし、天候不順で品薄になりそうな場合は、次の産地が早採りして出荷し、需給バランスを整えます。

2月初旬には価格が安定すると予想できるのは、このリレー体制で需要に見合った出荷が見込めるとの判断ができたからなのでしょう。

このように、国と生産者、販売者のさまざまな工夫があって、野菜の安定した供給があるのです。

スーパーに並ぶ野菜の月ごとの主要産地が分かります。
▷東京大田市場産地カレンダー

野菜が高い時の対策


野菜は食べたいけど、2倍のお金を払うくらいなら我慢するわ…と思う人は多いでしょう。
野菜が高い時の買い物術を紹介します。

①小分け野菜を選んで購入し、出費を抑える

野菜1個丸ごとでは単価が高くなりますから、必要な分だけの2分の1カットや、4分の1カット野菜を買って、1買い物あたりの単価を抑えるようにします。

②価格が安定している野菜で代用する

モヤシやスプラウト、工場野菜など価格の安定している野菜を積極的に使うようにしましょう。
ニンジンやジャガイモなどの根菜類は、比較的価格が安定しているようです。

③冷凍野菜、野菜ジュース、缶詰など加工品を利用する

輸入品が多くなりますが、冷凍野菜は価格が安定しています。また、野菜ジュースや缶詰などでも野菜の栄養を補えます。

④栄養補助食品を利用する。

野菜の栄養を補うだけの目的ならサプリメントも有効です。


野菜高騰時の家庭菜園的対策


野菜作りのプロフェッショナルとして、こんな時は腕の見せどころです。
短期間で野菜を育ててしまいましょう。

野菜はやっぱり鮮度が命。スプラウト野菜ならスーパーで買わなくても家庭で育てられ、しかも1週間で収穫できて栄養価も高いのです。

シャキシャキの野菜が食べられなくてイライラしている方、スプラウト野菜をタネから育てて、美味しくいただきましょう。

▽スプラウトのタネはこちら
▷スプラウトのタネを見てみる

▽スプラウトの育て方はこちら
🔗スーパーフード ブロッコリースプラウトの栄養効果と栽培方法についてはこちらから


【重要】もう1つ大事な野菜高騰時の家庭菜園的対策


ここまで野菜の価格が上がると悪いことをする人間が出てきます。そう野菜泥棒です。

最近では組織的に大量の野菜を盗む窃盗団もいるとかいないとか。
そこまではいきませんが、自宅周辺の畑や、レンタルしている市民農園などでも盗難被害はあるようです。

せっかく手塩にかけて育てた野菜を盗まれてしまうのは腹が立ちますよねえ。

防犯カメラ、ライトの設置など、畑の防犯対策も是非一度考えてみてください。

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まとめ


毎年のようにおこる異常気象による野菜の供給不足と、これから先の人口減少を考えた時、大量生産、大量消費ではなく、もっと有機的な旬の時期に旬の野菜を食べるというような生産、消費スタイルにシフトしていく時期が来ているのかもしれません。

ここにきて今シーズン最大の寒波と雪が襲ってきました。この影響で野菜高騰の落ち着きが、もう少し先にずれ込む可能性もありますね。
野菜たっぷりの鍋が早く食べたいものです。

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参考文献


いつも参考にしている家庭菜園の教科書です。
よかったら読んでみてください。

▷▷やさい畑 2018年 10月号

▷▷野菜だより 2018年 11月号

▷▷現代農業 2018年 11月号



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Last Modified : 2018-10-23

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