堆肥の発酵メカニズム

  •   27, 2017 19:46
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11・27・表紙



未熟な堆肥は、トラブルのもと。
腐植を増やして理想の土づくり


完熟堆肥ができるまで


土壌には様々な微生物が生息していますが、その中で有機物の分解に大きく関係しているのは糸状菌、放線菌、細菌です。
堆肥発酵の各段階で活躍する微生物が変わってきます。


初期段階で活躍する糸状菌(カビ)


堆肥発酵の初期段階には様々な種類の糸状菌(カビ)が増殖します。
糸状菌は土壌中に10万種類以上存在するといわれていますが、糸状菌が旺盛に繁殖する環境はまだ堆肥としては未成熟です。
植物の病害の約8割は糸状菌によるものです。そのため、この段階の未成熟堆肥を畑に施すことは、病原菌を施すことと一緒で避けなければなりません。


中期に活躍する放線菌


発酵が進むと糸状菌に代わって放線菌(知られているだけで2000種類以上)が増えていきます。
放線菌は体から抗生物質を放出して他の菌を殺します。
とはいえ他の菌を皆殺しにするということはせず、特定の菌が異常増殖することを防いでバランスを取って共存します。
また、この段階で堆肥の温度は60℃以上になり、熱に弱い細菌などは活動できなくなり大幅に減少します。

🔗放線菌についてはこちらから

最終段階では多くの微生物が出現


その後堆肥の発酵が落ち着いてくると堆肥の温度がゆっくりと下がっていき、更に多くの種類の微生物が現われてきます。
細菌に至っては、100万種を超えるとも言われています。
そのため堆肥が熟成されていくにしたがって菌種の多様性が増していき、より生物的な緩衝能力の高い堆肥となります
こういった完熟堆肥が施された土壌は病害が発生しにくくなりますし、悪臭を発生する腐敗菌の増殖も抑えられます。
熟成期間としては約1年経過していれば安心です。

▷▷完熟堆肥を見てみる

そして腐植へ


さらに堆肥の熟成が進むと、リグニンと呼ばれる木質を構成する高分子が分解されて、腐植が増えて土壌改良効果が高くなっていきます。
3年以上熟成された堆肥は肥料成分の含量が少なく、肥料としての効果は小さいですが、土壌改良資材としては完ぺきなものになります


まとめ


自分で堆肥を手作りする場合は、材料や熟成の工程を把握できますし、においや色で熟成状態を確認できるからいいのですが、市販の堆肥を利用する場合は袋を開けるまで熟成度合いを確認できません。
万一、未成熟で臭かったりした場合は、むりに畑に施さないようにしましょう。
再発酵させたり、畑の表層部分だけに施し、3週間ほどしてから種まきや植え付けをするようにします。


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Tag:完熟堆肥 糸状菌 放線菌 腐植

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