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オクラ栽培 家庭菜園やプランター菜園おすすめ品種7選



2018/3/3/10



オクラは刻むと独特のねばりが出て、いかにも身体によい野菜のイメージがあります。
特に食物繊維を多く含み、生食から煮物など多くの料理に利用することができます。

高温性野菜で暑さの中グングン生育します。
収穫したてのオクラを食べ、暑さでバテた体の回復をはかりましょう。

丈夫な野菜なので、初心者でも簡単に育てられますが、特に作りやすい品種や、おすすめの品種を選んでみました。
オクラ品種選びの参考になれば幸いです。




オクラ栽培の注意点



オクラはアフリカ原産ですから暑さには強いです。
生育適温は20~30℃で、10℃以下になると生育できなくなりますから、霜の心配がなくなる4月下旬ころ種をまくようにするといいです。
ポットで育苗する場合は温度管理ができますから、もう少し早くても大丈夫です。

タネの種皮がかたく吸水しにくいので、タネまき前日に常温の水か、ぬるま湯につけておくと発芽しやすくなります。

真夏の直射日光で土の表面が乾燥しますが、土の中は十分水分がある場合がほとんどです。
稲わらや堆肥などでマルチングして表面の乾燥を防ぐようにしましょう。
水分計などで土中の水分を管理すると、余計な潅水をせず根腐れの防止ができます。
▷土壌酸度・水分計はこちらから

生育が旺盛で葉が多く茂りますから敵葉を常に心がけ、風通しと光の通り道を確保しましょう。

オクラ栽培についてはこちらが参考になります。
🔗タキイ種苗 山田式家庭菜園教室
🔗サカタのタネ 園芸通信 失敗しない栽培レッスン


オクラおすすめ品種7選



それでは、おすすめオクラの品種を紹介していきます。
尚、2018年4月の楽天、Amazon、ヤフーショッピングのランキング等を参考に厳選しています。



① アーリーファイブ

莢色はツヤのある濃緑色で、稜角がはっきりしている5角形オクラ
莢の曲がりやイボ果の発生は少なく、秀品率が高い。
草丈と節間は短めで中小葉。主枝の着莢数は低節位から多く、極早生のためハウス栽培でも良品の多収が望める。

【栽培の要点】
直播の場合は、遅霜の心配がなくなってから播種する。
育苗の場合は本葉3枚程度の若苗を定植し、スムーズに活着させる。
生育初期の過湿は生育不良や立ち枯れを招き、収穫期の乾燥は草勢と品質低下につながるので注意が必要。
追肥は1~2果収穫したころから始める。

▷アーリーファイブを詳しくみる




② ベターファイブ

稜角が特にはっきりした、緑莢でツヤのある極早生5角オクラ
小葉で草丈が低いので、ハウスの密植栽培やトンネル早熟栽培にも適する。
分枝力が旺盛で、切り返し剪定後も側枝の発生力が強い多収種。

【栽培の要点】
直播の場合は、遅霜の心配がなくなってから播種する。
育苗の場合は本葉3枚程度の若苗を定植し、スムーズに活着させる。
生育初期の過湿は生育不良や立ち枯れを招き、収穫期の乾燥は草勢と品質低下につながるので注意が必要。
追肥は1~2果収穫したころから始める。

▷ベターファイブを詳しく見てみる




③ グリーンソード

莢色は「アーリーファイブ」より濃緑で、莢は稜角がはっきりした市場性の高い5角莢種。
色ツヤがよく、肉質もやわらかくて食味にすぐれる
草勢低下による莢の曲がりや、イボ果・アントシアン色素の発生が少なく、秀品率が高い。
耐暑・耐寒性は強く、草勢と吸肥力が中程度で栽培しやすい。
草丈と節間長は中短で、分枝数が少なく、葉の大きさはいくぶん小さめなので、ハウス・トンネル栽培でも作りやすい。

直播の場合は、晩霜の心配がなくなってからまく
硬実種子なので、水またはぬるま湯に一昼夜浸漬後播種すると発芽がよくそろう。
ハウス・トンネル栽培では育苗が必要。9cmポットに3粒まきとし、1cm程度の覆土を行う。
地温は25~30℃に管理して発芽を促し、双葉のころに2株、本葉2枚時に1株立ちとする。
オクラは直根性で移植適応性が低い作物なので、本葉3枚時になるべく根を切らないように定植する。
畝幅60~70cmでは1条植え、100~120cmでは2条植えとし、株間は20~30cmが適当。
側枝の発生が少ないので、ハウス・トンネル栽培ではやや密植して増収をねらうのが得策。
元肥は10a当たり堆肥1.5t、苦土石灰120kg、チッソ・リン酸・カリは成分量で各15kg・12kg・15kgを基準とする。
追肥は1~2果収穫したころから施し、肥料切れをさせないようにする。
生育初期の過湿は生育不良や立ち枯れを起こしやすいので、適湿管理に努める。
ハウス栽培に限らず、乾燥時には潅水して順調な生育をはかる。

▷グリーンソードを詳しく見てみる




④ エメラルド

稜角のない緑色の丸莢で、肉質は特にやわらかく食味がよい。
15cm程度までとり遅れても、かたくなりにくい
草勢・吸肥力は中強で、やや高性の主枝どりタイプ。

【栽培の要点】
直播の場合は、遅霜の心配がなくなってから播種する。
育苗の場合は本葉3枚程度の若苗を定植し、スムーズに活着させる。
生育初期の過湿は生育不良や立ち枯れを招き、収穫期の乾燥は草勢と品質低下につながるので注意が必要。
追肥は1~2果収穫したころから始める。

▷エメラルドを詳しく見てみる




⑤ ピークファイブ

小葉の切れ葉で、密植でき、草丈低く倒伏しにくいです。
生育旺盛で、着莢節位の低い早生品種です。
莢は五角で濃緑、稜角がはっきりしており、多角莢の発生がきわめて少ないです。
イボ莢の発生も非常に少なく、肉厚で品質すぐれ、上物収量が多いです。
露地栽培だけでなく、暖地のハウス栽培まで適応性が広いです。

【栽培の要点】
開花後4~5日の長さ8~10cmで収穫します。
曲がり果やイボ果、収穫遅れの不良果も必ず取り除かないと、草勢が低下し、肥大の遅れや不良果が増加する原因となります。

▷ピークファイブを詳しく見てみる




⑥ グリーンスター

暑さに強く、家庭菜園に適したつくりやすい五角形のオクラです。
莢はツヤのある濃緑色、イボの発生が少なく、整った形で見ばえがよく、すぐれた品質です。

【栽培の要点】
開花後4~5日、果実の長さ8~10cmを目安として、若莢を収穫します。
とり遅れるとかたくなるので収穫適期を逃さないよう注意します。
曲り果やイボ果、収穫遅れの不良果も必ずとり除かないと、草勢が低下し、肥大が遅れたり、不良果が増加することがあります。
冷蔵庫に長く置いておくと黒い斑点が出ることがあります。

▷グリーンスターを詳しく見てみる




⑦ みどり丸ノ助

角莢オクラと比べ、採り遅れても固くなりにくい丸莢オクラです。
スジが入りにくく、小果~大果まで長く収穫できます。
育てやすく多収性で、夏の健康野菜としておすすめです。

【栽培の要点】
収穫期の長さが特徴ですが、開花後5~7日、果実の長さ12~15cmの若莢が収穫適期です。
曲り果やイボ果、収穫遅れの不良果も必ずとり除かないと、草勢が低下し、肥大が遅れたり、不良果が増加することがあります。
冷蔵庫に長く置いておくと黒い斑点が出ることがあります。

▷みどり丸ノ助を詳しく見てみる



まとめ



オクラは直根性なので根が深くまで伸びます。
また、草丈は1m以上になりますから、それを支えるしっかりとした根が必要です。
土づくりは深くまでしっかり耕し、根と根の成長を手助けする微生物に必要な空気を十分に含んだ土に仕上げておきましょう。


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参考文献


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よかったら読んでみてください。









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コラム 有機質肥料・完熟堆肥・ボカシ肥料のこと



野菜作りが一作終わると、土壌中の養分は消費されてしまっています。次期作のために失われた栄養分を補給しなければなりません。
足りなくなった分、または次期作の野菜に必要な栄養分を補うために有機物を投入します。

注意しなければならないことは、生育途中に足らなくなった場合は追肥すればよいですが、過剰な場合は残った肥料成分が腐り、病害虫などの害がでてきますから、多過ぎないように気を付けなければなりません。



有機物が投入されると活発になる微生物

微生物にとって有機物(油かす・骨粉・魚かす・牛ふん・豚ふん・鶏ふん・生ごみ・緑肥など)はエサです。エサのない状態ではひっそりとしている微生物ですが、有機物が土に投入されると一気に活発にエサを食べ、増殖と死滅を繰り返します

このエサを分解してできた物質を、根は栄養分として吸収することになります。
死滅した微生物もまた他の微生物に分解され栄養分になります。

化学肥料は、微生物のエサにはなりません。したがって、化学肥料だけの施肥は、エサがないのでやがて微生物ゼロの土を作ります。



分解しやすい物質と分解しにくい物質

有機物には様々な物質が含まれています。
微生物は食べ易い物質(糖、デンプン、たんぱく質など)から先に分解していきます。
食べ易いので一気に分解し増殖するので熱が出ます

有機物の投入を種まき・定植の数カ月前に行う理由の一つは、この熱で根が傷つくのを避けるためです。

さて、残った食べにくい物質はどうなるかというと、ゆっくりと時間をかけて微生物によって分解されていきます。堆肥となりやがて腐植となります。この時熱は出ません。

分解し易い物質を分解し、且つ発酵熱によって雑草のタネや病害虫の元を減らす工程を、堆肥作成においては一次発酵といい、一次発酵が終えた有機物は完熟堆肥とうたっても良いことになります。
この後、分解しにくい物質をゆっくり分解していきますが、時間が経てばたつほど腐植と微生物が増え、良質な完熟堆肥となっていきます。



どの微生物が動くかはわからない(水たまりでは腐る)

有機物が投入されると、エサを食べ微生物が活発になるといいましたが、有用菌である『乳酸菌』や『酵母菌』などが多く活発に動いてくれれば理想的な発酵になるのですが、そうでない場合があります。

水はけが悪かったり、大雨で水たまりになってしまうような畑で、土に酸素が含まれていない土壌では、同じ分解でも発酵ではなく腐敗となる微生物が動きます。

腐敗の場合は、植物の生育を悪くする物質が出来たり、有毒なガスが発生したりします。何より腐敗臭に誘われてハエやセンチュウなど害虫が寄ってきて悪の温床となります。
有機物さえ投入しておけば大丈夫、美味しい野菜ができる!と安心するのは間違いです。

腐敗の条件は、水、酸欠、温度です。せっかくの有機質肥料ですから腐らせないようにしたいものです。



ボカシのすすめ

発酵か腐敗か…土の中でどっちに転ぶか分からないようなことを避けるため、あらかじめ有用菌で有機物を上手に発酵させたものがボカシ肥料です。
これなら一次発酵済みなので温度が上がることもないですし、有用菌によって分解され、根が吸収できる栄養分になっていますから安心して施肥することができます。
ベテラン菜園家ともなれば、自分の手に入れやすい有機物などを利用してオリジナルの『ボカシ』を作り菜園に投入しています。

🔗7日で完成 米ぬか・もみ殻 ボカシ・堆肥づくり/好気性発酵 はこちらから



数種類の有機質肥料を発酵させた即効性の肥料をボカシ肥料といい、落ち葉やバークなどを入れ、分解がゆっくりで土壌を改良するような働きを持つもので一次発酵が済んでいるものを完熟堆肥といいます。

ここをしっかり押さえ、理解しておくことが大切です。



 




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Last Modified : 2019-06-21

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