投稿:2018-09-22
| 更新:2019-12-02
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2018年秋のミニハクサイの栽培記録です。
種まきから収穫までを記録します。
家庭菜園やプランター菜園でのミニハクサイ栽培の参考になれば幸いです。
今回使用するハクサイ品種はこちら
▷CRお黄にいりを詳しく見てみる
🔗ハクサイ栽培 家庭菜園やプランター菜園おすすめ品種8選についてはこちらから
9月22日 栽培日数0日 種まき
今回は90㎝×60㎝の畝にミニハクサイとサラダ菜を植えます。
株間を約20㎝とるとして、全部で15株育てられます。その半分の計算で8ポット育苗します。
種まき・育苗用の土に、モミ殻と畑の土を混ぜて水を十分含ませておきます。
1ポットに3粒ずつまいて薄く覆土します。上から押さえて種と土を密着させます。

種が流れないように噴霧器で散布すると良いです。
ペレット種子はまきやすい代わりに、水分を多く必要としますので注意します。

種まき完了。
3~4日で発芽予定ですがどうなりますか。
乾燥に注意します。

9月26日 栽培日数4日 発芽
発芽がそろいました。早いもので2日目には発芽しました。
100%の発芽率です。
徒長せず良い苗です。

10月4日 栽培日数12日 間引き
本葉が2枚出ましたので間引きをします。
大きいのは1本立ちに、小さめなのは2本残しました。後日1本立ちにします。
ピンセットを使うと残す株にダメージを与えないで済みます。


不織布をかけて防虫しておきます。

10月20日 栽培日数28日 定植
本葉が4~5枚になりましたので定植します。
畝高10㎝の畝を作ります。

ポットのまま植えつけのレイアウトを決めます。

植え穴を深めに掘り『米ぬかもみ殻堆肥』を混ぜておきます。

8株植え付けました。
元気に育ってくれますように…
不織布でトンネルを作り終了です

11月3日 栽培日数43日
しっかり根付いたようです。
葉も大きくなり葉数も7~8枚ほどになりました。
小さな虫食いがあったのでSTゼンターリ顆粒水和剤を初期に散布しておいたところ虫食いはなくなりました。
トンネル防虫効果は抜群ですね。
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11月10日 栽培日数50日 中耕 土寄せ
一雨あってさらに大きくなりました。
雑草が目立ってきたので草取りを兼ねて中耕し、株元へ土寄せをしました。
ヨトウムシを見つけました。捕殺しましたが、STゼンターリ顆粒水和剤をもう一度散布しておきました。この薬剤は天然成分由来なので安心して使用できます。
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11月12日 栽培日数52日 ナメクジ 食害
早朝、新しい食害の痕跡を見つけました。近くには糞らしきものが…何者の仕業なのか?
ふとポット育苗中のコマツナを見ると、双葉の上にナメクジが!取り除いて処分しましたが、葉の食べられ方がよく似ている。
『ナメクジの糞』とググってみると同じような糞画像がたくさん!
どうも犯人はナメクジのようです。夜中に雨が降ったのでしょうか葉や土が濡れています。こういう時はナメクジに注意ですね。
ナメクジ駆除剤をトンネルの周りにまいて様子を見てみます。
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11月28日 栽培日数67日 試しどり
定植後39日が経ちました。40日で収穫可能とありましたので試しに一つ収穫してみました。
葉もまいていて良い感じですが、まだ軽いし小さいかなあ…
とりあえず調理してもらうことにしましょう。


包丁で二つに切ってみましたが、スカスカ状態。
オレンジ色の葉肉が特徴の品種ですが全く見あたりません。
少し収穫が早すぎたのかも。
次の収穫は少し時間をおいてからにします。

塩昆布で浅漬けにして食べてみました。
歯ごたえがあって、それでいて柔らかく、味は問題なさそうです。

12月9日 栽培日数78日
だいぶ葉が巻いてふっくらとしてきました。
もう少し太りそうなので様子を見てみましょう。

12月20日 栽培日数89日
静岡にも本格的な寒さが到来し、富士山が雪化粧をするようになりました。
寒さにあたって甘くなる冬野菜ですが、ミニハクサイも重量感を増してきたようなので収穫してみました。
これから年末年始、鍋の美味しい季節に重宝しそうです。

12月29日 栽培日数98日
年末、天気も良いし家の大掃除で一日いるので、全ての畑のトンネルを外し思い切り日光を浴びてもらいました。
不織布の遮光率は10%もないですが、それでも遮っていることには変わりはないので、全解放です。

残りあと5株、今シーズンは野菜の高騰がないので、ありがたがられませんが、白菜料理、鍋料理の回数が増えてうれしいです。

野菜が寒くなると甘みを増す仕組み
野菜は凍りつくような寒さでもなかなか凍ることはありません。これは野菜が凍らないように寒さ対策をしているからです。
そもそも凍るのは水分なんですが、水に糖分やビタミンなどが含まれていればいるほど凍りにくくなるのです。
だから寒くなると野菜は凍らないように一生懸命糖分やビタミンを作り出すのです。
これが野菜が寒くなると甘みを増す仕組みです。
成長はとてもゆっくりですが、光合成でつくられた栄養分をじわじわと甘みに変えているのですね。
2019年2月10日 栽培日数141日 撤収
最後の1株を採り終えました。
12株を無事収穫することができました。
思ったより育苗期間が長くなってしまい、栽培日数も長くなりましたが、すべて美味しくいただくことができました。
これで撤収とします。
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まとめ
初めてのミニハクサイづくりでした。種まきが9月後半になってしまったので、全体的に長い栽培期間になったのではないかと思います。
作物づくりにおいては、1週間の差が大きいことに気づかされることとなりました。
本来なら大きな白菜を栽培したいのですが、庭先での家庭菜園ですから面積がなく、ミニハクサイにチャレンジしました。使いきりサイズで大家族でなければ新鮮なうちに消費できてしまいますから、かえって好都合です。
トンネルをして防虫につとめましたが、それでも芯の方に虫がついていたようです。もっともっと土を良くして病害虫に負けない元気な野菜を育てなければだめですね。
強風で何度かトンネルと不織布が飛ばされそうになりました。強風対策ももう少し改善が必要です。
次作は、芽の詰まったどっしりとしたミニハクサイが極早生なりの栽培日数でできるようにしたいと思います。
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参考文献
いつも参考にしている家庭菜園の教科書です。
よかったら読んでみてください。
▷▷やさい畑 2018年 10月号
▷▷野菜だより 2018年 11月号
▷▷現代農業 2018年 11月号
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Last Modified : 2019-12-02