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コナガ駆除 家庭菜園やプランター菜園で使用できる農薬

  •   08, 2019 21:11
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2019-1-8-1 コナガ




野菜の栽培にはつきものの病害虫。栽培環境や土の状態が良い中で元気に育つ野菜であれば、植物がもともと持っている免疫力で病害虫を寄せつけませんし、大きな被害に合うことはありません

ですから、薬剤に頼る前にまずは元気な植物を育てることが最も大切です。

しかし、気候変化や周囲の環境変化など、ちょっとしたことで栽培環境が変わり、病害虫の大発生に見舞われてしまうことがあります。

特に昨今の異常気象は、あっという間に栽培環境を大きく変えてしまうことで、植物に大きなストレスを与え、植物を弱らせ、病害虫被害が多発してしまう傾向にあります。

今回は、農業上、重要害虫とされアブラナ科植物が大好物のコナガ(小菜蛾)について調べてみました。





害虫と益虫


大切に育てている作物の花や葉、茎、根を食べたり、養分を吸汁して害を及ぼす虫を、その作物にとっての『害虫』といいます

一方、カマキリ、クモ、テントウムシなどはそれらの害虫を捕食し、ミツバチやチョウは受粉の手助けをしてくれます。
このような、その作物に有益な虫を『益虫』といいます

農薬は、その作物に対する『害虫』だけを殺すことが出来れば万能薬ですが、残念ながら『益虫』までも殺してしまう可能性が多くあります。

また、農薬を使うことで、畑の生態バランスを崩す可能性があり、余計な病害虫を増やすことになりかねません。乱用することで虫に耐性ができ、薬が効かなくなることだってあります。

ですから薬剤の使用は、残留農薬の問題、環境への問題も含め、最小限にとどめたいものです。


病害虫にやられるきっかけ


植物の葉や根の周囲では、数億いる微生物の中でも乳酸菌などの有用微生物(善玉菌)が数的優位な状態でバランスを保っています

この状態であれば、土中環境が健全であるので、植物の根は活発に水や栄養分を吸収でき、植物全体が元気になり、植物のもともと持っている抵抗力や自然免疫力が発揮され、病害虫にやられることなく植物は元気に育ちます。

ところが、気候変化(異常気象)、肥料過多、肥料不足、ストレス、老化などで抵抗力が弱くなると微生物バランスが崩れ、悪玉菌が数的優位になることで病害虫の攻撃にやられるようになってしまいます。

ゆえに
病害虫にやられない = 植物を元気に育てる = 有用微生物の多様性を保つ
 
といえそうです。


コナガ


↓虫を判別するにはこちらが参考になります
🔗昆虫エクスプローラ
🔗病害虫・雑草の情報基地



《被害症状》

コナガの幼虫は、葉裏について葉表の表皮を残して食害するので、葉が透けて見えます

キャベツ、ダイコン、ブロッコリー、ハクサイ、コマツナなどアブラナ科植物を好んで食害します。



《生態》

成虫は体調約6ミリ、羽を開くと12~15ミリ程度になります。

は淡黄色で長径約0.5ミリの楕円形です。

幼虫は成長すると約10ミリになり、若齢のうちは鮮やかな緑ですが、齢が進むと緑褐色になります。

成長が早く、年間の発生件数は暖地で年10回以上になります。



《防除方法》

早期発見、早期防除が基本で、葉の表裏をよく観察して幼虫を見つけ次第、箸で取り除くなどします。

雑草が多いところでは、幼虫が多発しやすく被害が出やすいので、なるべく除草を心がける。

不織布や寒冷紗などのトンネル資材を初期から使用し、物理的に産卵を不可能にすると効果が高いです。


コナガに効果のある薬剤


コナガに効果のある薬剤を紹介します。
薬害の恐れがありますから、それぞれの作物に適応している薬剤を選ぶことが大事です。
自分の栽培している作物に多く適応している薬剤を選ぶのがコツです



①STゼンターリ顆粒水和剤

野菜類・果樹類・いも類・豆類に収穫前日まで使用できます。
天然成分を使用し、環境への影響も少なく、有機JAS規格(オーガニック栽培)で使用可能です。
自然界にいる天然微生物(B.t.菌)が作る有効成分が、アオムシ、ヨトウムシ、ハマキムシなどチョウ目害虫に効果をあらわします。
特に従来のBT剤で効果が低かったヨトウムシや、他の殺虫剤に抵抗性のついたコナガに高い効果を発揮します。
顆粒水和剤のため、粉立ちがなく水に溶けやすく扱いやすいです。
散布後、害虫が退治されるまでは時間を要しますが、食害は直ちに止まるため被害防止に役立ちます。効果はハスモンヨトウ(無降雨条件)で約1~2週間持続します。

▷▷ STゼンターリ顆粒水和剤 を見てみる





②パイベニカVスプレー

天然殺虫成分(除虫菊を使用)ですばやく退治します。
有機JAS規格(オーガニック栽培)で使用可能です。
キャベツ、こまつなのアオムシ、なすのテントウムシダマシなど食害性の害虫にもよく効きます。
そのまま撒けるスプレータイプなので希釈の手間いらずで、見つけ次第すぐ対応できます。

▷▷パイベニカVスプレーを見てみる





③ベニカベジフル乳剤

野菜、果樹、草花、庭木などの害虫を退治します。
速効性と持続性(ヨトウムシ・若令幼虫で1~2週間、散布葉)があります。

▷▷ベニカベジフル乳剤を見てみる





④ベニカS乳剤

ケムシ、アオムシなどチョウ目害虫に優れた効果があり、庭木、果樹、野菜などに幅広く使えます。
速効性と持続性(チャドクガ・若齢幼虫で1~2週間、散布薬)があり、害虫を効果的に退治します。

▷▷ベニカS乳剤を見てみる




まとめ


植物は一度根を生やしてしまったら、そこから移動することはできません。
その場の環境に合わせて生きていかなければならないのです。
ですから、いろんな外的攻撃に打ち勝つ免疫力を長い進化の中で確立してきました。

要するに、植物はもともと持っている免疫力で病害虫に負けないようになっています。

昨今の異常気象による病虫害や生理障害は自然現象なので、なかなか避けにくいことですが、肥料のやりすぎによる軟弱栽培が原因の病虫害や、風通しの良い栽培環境づくりなどは、自らの栽培技術向上で克服することができます。

毎日作物をよく観察し適切な栽培をして、病害虫に負けない元気で美味しい野菜づくりに努めましょう。


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参考文献


いつも参考にしている家庭菜園の教科書です。
よかったら読んでみてください。

やさい畑 2019年 02月号

野菜だより 2019年 01月号

現代農業 2019年 01月号



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