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写真でわかりやすい!コマツナ栽培記録 【種まき・間引き・トンネル・収穫】 2018版



2018/10/24/2 コマツナ



2018年秋のコマツナの栽培記録です。
種まき育苗から収穫までを記録します。

毎年高騰する野菜をなるべく買わなくてもいいように、なるべくたくさん育てます

家庭菜園やプランター菜園でのコマツナ栽培の参考になれば幸いです。


コマツナ栽培 基本情報


《発芽適温》 20~25℃ 2~3日発芽 20℃より低温の場合は2~3倍の発芽日数

《生育適温》 15~25℃

《育苗期間》 本葉2~3枚まで 栽培日数約15日

《収穫時期》 草丈20~25㎝ 本葉7~10枚 栽培日数約35日(低温で70日)

 

10月24日 栽培日数0日 種まき


6㎝ポリポットに水分をしみ込ませた種まき用土を入れます。
発芽適温20~30℃ですが、地温計で測ってみると20℃とギリギリです。が強行突破です。

2018/10/24/1 コマツナ



深さ5ミリ程度のまき穴を作りタネを5.6粒まきます。
薄めに覆土して種と土が密着するように上から押さえます。
噴霧器を使ってたっぷり潅水します」。
16ポット作りました。

2018/10/24/2 コマツナ



夜の気温低下を防ぐために不織布をかぶせ、発泡スチロールの箱に入れて室内に入れておきます。
条件が合っていれば3~4日で発芽しますが…どうなりますか

2018/10/24/3 コマツナ


10月30日 栽培日数6日 発芽


発芽がそろいました。
地温が20℃を下回ることがあり、少し発芽が遅れたようですが、なんとか発芽させることができて良かったです。

2018/10/30/1 コマツナ


11月3日 栽培日数11日 間引き


混みあっているところ、双葉の形の悪いもの、茎が細いものなどを間引いて1ポット3~4株に整えました。
陽の光をたっぷり浴びると鮮やかな緑になっていきます。しっかり光にあてることで徒長せず太い茎=丈夫な株になります。
本葉が何枚か出たら1本立ちにし、本葉4~5枚で定植します。

2018/11/3/1 コマツナ


11月11日 栽培日数18日 間引き 1本立ち


2枚目の本葉が見え始めてきました。
少しずつ間引きを続けてほとんどが1本立ちになりました。
間引きされてしまった仲間の分まで大きくなってくれよ~

2018/11/11/3 コマツナ


11月12日 栽培日数19日 ナメクジ食害


朝、双葉を食害するナメクジを発見しました。夜中に雨が降ったのでしょうか、畑全体が湿っていました。
こういう時はナメクジに気をつけなければなりませんね。
ナメクジ駆除剤を周りにまいて様子を見ます。

2018/11/12/1 コマツナ ナメクジ

2018/11/12/2 コマツナ ナメクジ


12月2日 栽培日数39日 


だいぶ大きくなりました。本葉が4~5枚になりましたので後日定植しようと思います。

2018-12-2-7 コマツナ


12月10日 栽培日数47日 定植


株間15㎝で定植します。
生育にむらがありますので、背の小さい苗を南側に植えます。そうすることで成長して草丈が高くなってもまんべんなく日が当たるようになります。
19株を植え付けることができました。

2018-12-9-5 コマツナ

2018-12-9-7 コマツナ



今回はミニハクサイの苗と葉ネギをあまった箇所に植えました。
葉ネギはコンパニオンプランツとしての防虫効果をちょっと期待して植えてみました。
混植はにぎやかな感じで見ていて楽しくなりますね。

2018-12-9-8 コマツナ


12月29日 栽培日数66日 


年末、天気も良いし家の大掃除で一日いるので、全ての畑のトンネルを外し思い切り日光を浴びてもらいました。
不織布の遮光率は10%もないですが、それでも遮っていることには変わりはないので、全解放です。

2018-12-29 全体



定植前に成長の思わしくなかった株が、やはり調子が悪いです。
この場所は太陽の低い冬の時期には、家の陰になってしまい午前中2時間ほどしかまともに日が当たらないので、このことも影響しているのかもしれません。
何株収穫できるか不安ですが、なんとか元気に育ってもらいたいです。

2018-12-29 コマツナ


2019年1月14日 栽培日数82日 初収穫


草丈23㎝程ですが、初収穫しました。
真冬に向かっての栽培ということもあり成長はゆっくりですが、細根はびっしりと生え、葉脈もしっかり出ていて、寒さの中でたっぷりと甘みを蓄えたという感じです。

さて、どんな料理にしていただきましょうか・・・

2019-1-14-1 コマツナ


2019年1月26日 栽培日数94日 


順調に収穫できています。高級スーパーや八百屋さんで見るようなコマツナだと思いませんか。

野菜は凍りつくような寒さでもなかなか凍ることはありません。これは野菜が凍らないように寒さ対策をしているからです。
そもそも凍るのは水分なんですが、水に糖分やビタミンなどが含まれていればいるほど凍りにくくなるのです。
だから寒くなると野菜は凍らないように一生懸命糖分やビタミンを作り出すのです。

これが野菜が寒くなると甘みを増す仕組みです。
成長はとてもゆっくりですが、光合成でつくられた栄養分をじわじわと甘みに変えているのですね。

2019-1-26 コマツナ


2019年3月6日 栽培日数133日 


順調に収穫できていましたが、ここ数日の暖かさと雨で、もしかしたらと思い中心部を観察してみると、ありました花芽。とう立ちです。栄養成長から生殖成長への切り替わりです。

生殖成長になれば花を咲かせ次の世代のために栄養が使われますから、葉物野菜は味が悪くなります
調理して食べてみましたが、やはり苦さが目立つようになっていました。

最後の1株も収穫してしまい撤収とします。

2019-3-7-1 小松菜


まとめ


コマツナの栽培日数は30〜70日が一般的のようですが、今回は100日ほどかかってしまいました。
種まきの時期をもう少し早くしておけば、大事な育苗期間がまだ温かく、もっと順調に育ったのではないかと思われます。
ただ、ゆっくりと成長し寒さにもあたったおかげで、しっかり甘みの乗った味を楽しむことができました。

虫がつきやすいので、秋口からの栽培が良いと思いますが、ちょっとした時期の遅れが大きな収穫の遅れになることを実感しました。



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参考文献


いつも参考にしている家庭菜園の教科書です。
よかったら読んでみてください。

▷▷やさい畑 2018年 10月号

▷▷野菜だより 2018年 11月号

▷▷現代農業 2018年 11月号



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Last Modified : 2019-11-27

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