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ナス栽培記録 2019春 【植え付け・仕立て・病害虫・収穫】

  •   17, 2019 23:47
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2019-5-17-1 ナス



2019年春のナス栽培記録です。
定植から収穫までを記録します。
家庭菜園やプランター菜園でのナス栽培の参考になれば幸いです。





ナス栽培 基本情報


《発芽適温》 25~30℃ 発芽日数5~7日(2月なので加温が必要)

《生育適温》 20~30℃ 

《育苗期間》 栽培日数約90日 1番花のつぼみがふくらんで紫色に着色した頃 一般地の露地栽培で5月上中旬頃

《支柱仕立て時期》 1番花直下の脇芽が伸びた頃


2019年5月11日 栽培日数0日 定植


・緑肥と米ぬかもみ殻堆肥を投入し1カ月ほど経過した畑を深くまでしっかり耕し、土に空気を含ませます。10㎝高の畝を作ります。

バケツに水を入れポットごとしばらく浸します。根に十分水を吸わせる目的と、ポットからきれいに抜けるようにする目的です。

2019-5-17-4 ナス



・植穴を掘り、水たまりになるほど潅水します。

・根を傷つけないように先に支柱を立てておきます。

・深植えにならないように、高さを調整しながら植え付けます。

2019-5-17-2 ナス



・植え付け後、もみ殻をまいて乾燥を防ぎます。もみ殻は、ゆっくりと分解されて腐植になっていきます。微生物の住みかにもなりますからおすすめの資材です。

・さいごにメネデールを水で希釈して潅水します。メネデールで根が活性化して根付きが早くなります。

2019-5-17-1 ナス

🔗種まきや植え付けにメネデール 家庭菜園で効果のある使い方     


2019年6月1日 栽培日数21日 1番花


・栽培日数が20日を過ぎ、葉数も増え1番花が付きました。

1番花は実が付いたら茎葉の成長を促すために早めに摘み取ります。

・1番花の上下から伸びる枝を利用して仕立てていきます。今回は3本仕立てにする予定です。

2019-6-1-1 ナス


2019年6月15日 栽培日数35日 


・一番花の実が付きました。これを小さいうちに摘み取ります。
エネルギーを株の成長に使うためです。

・3本仕立てでは①主枝②一番花の下の脇芽③その下の脇芽を伸ばして仕立てます。なので③以下の脇芽は摘み取ります。
これにより風通しの良い株になります。

2019-6-15-30 ナス2019-6-15-40 ナス



2019年6月16日 栽培日数36日 3本仕立て


・支柱を主枝、一番花の下の脇芽、その下の脇芽に誘引して3本仕立てを作りました。

仕立て方についてはこちらが参考になります。
🔗仕立てにこだわった夏野菜づくり

・更新剪定や生り疲れを避けるために、一枝一果法で栽培していきます。
一枝一果法についてはこちらが参考になります。
🔗ナスの剪定! 一枝一果のやり方

2019-6-16-5 ナス2019-6-16-3 ナス



2019年6月26日 栽培日数46日


・実が大きくなってきました。株の成長を促進させるため早めに収穫する予定です。

2019-6-26-3 ナス

2019年6月29日 栽培日数49日 初収穫


・初収穫しました。少し形がが悪いですが・・・

・梅雨真っ最中ですから病気にかからないように乳酸菌培養液をこまめに葉面散布します。乳酸菌は強酸性ですから、葉に付いた病原菌を殺菌してくれます

乳酸菌培養液の作り方が載っています。ご覧ください。
🔗乳酸菌で土づくり

2019-6-29-3 ナス


2019年7月6日 栽培日数56日 


・今年は梅雨らしいどんよりとした天気が続いています。本日も乳酸菌培養液を葉面散布します。今のところ目立ったカビ系の症状はありません。効果があるのかな・・・

2019-7-6-15 ナス


2019年7月13日 栽培日数63日 


・順調に収穫が続いています。家族で消費するには1株でちょうど良いペースです。

・家庭菜園の収穫物は形が悪くても、とにかく新鮮で味が濃い!今回のナスもとろける味わいで大満足です。

2019-7-13-1 ナス



なり疲れ予防のために米ぬか・こめ殻ボカシを追肥しました。株元ではなく株元から30㎝前後の位置に施します。気持ち少ないかな、くらいでちょうど良いです。

2019-7-13-2 ナス





つづく・・・

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参考文献


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よかったら読んでみてください。





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コラム 有機質肥料・完熟堆肥・ボカシ肥料のこと


野菜作りが一作終わると、土壌中の養分は消費されてしまっています。次期作のために失われた栄養分を補給しなければなりません。
足りなくなった分、または次期作の野菜に必要な栄養分を補うために有機物を投入します。

注意しなければならないことは、生育途中に足らなくなった場合は追肥すればよいですが、過剰な場合は残った肥料成分が腐り、病害虫などの害がでてきますから、多過ぎないように気を付けなければなりません。




有機物が投入されると活発になる微生物

微生物にとって有機物(油かす・骨粉・魚かす・牛ふん・豚ふん・鶏ふん・生ごみ・緑肥など)はエサです。エサのない状態ではひっそりとしている微生物ですが、有機物が土に投入されると一気に活発にエサを食べ、増殖と死滅を繰り返します

このエサを分解してできた物質を、根は栄養分として吸収することになります。
死滅した微生物もまた他の微生物に分解され栄養分になります。

化学肥料は、微生物のエサにはなりません。したがって、化学肥料だけの施肥は、エサがないのでやがて微生物ゼロの土を作ります。




分解しやすい物質と分解しにくい物質

有機物には様々な物質が含まれています。
微生物は食べ易い物質(糖、デンプン、たんぱく質など)から先に分解していきます。
食べ易いので一気に分解し増殖するので熱が出ます

有機物の投入を種まき・定植の数カ月前に行う理由の一つは、この熱で根が傷つくのを避けるためです。

さて、残った食べにくい物質はどうなるかというと、ゆっくりと時間をかけて微生物によって分解されていきます。堆肥となりやがて腐植となります。この時熱は出ません。

分解し易い物質を分解し、且つ発酵熱によって雑草のタネや病害虫の元を減らす工程を、堆肥作成においては一次発酵といい、一次発酵が終えた有機物は完熟堆肥とうたっても良いことになります。
この後、分解しにくい物質をゆっくり分解していきますが、時間が経てばたつほど腐植と微生物が増え、良質な完熟堆肥となっていきます。




どの微生物が動くかはわからない(水たまりでは腐る)

有機物が投入されると、エサを食べ微生物が活発になるといいましたが、有用菌である『乳酸菌』や『酵母菌』などが多く活発に動いてくれれば理想的な発酵になるのですが、そうでない場合があります。

水はけが悪かったり、大雨で水たまりになってしまうような畑で、土に酸素が含まれていない土壌では、同じ分解でも発酵ではなく腐敗となる微生物が動きます。

腐敗の場合は、植物の生育を悪くする物質が出来たり、有毒なガスが発生したりします。何より腐敗臭に誘われてハエやセンチュウなど害虫が寄ってきて悪の温床となります。
有機物さえ投入しておけば大丈夫、美味しい野菜ができる!と安心するのは間違いです。

腐敗の条件は、水、酸欠、温度です。せっかくの有機質肥料ですから腐らせないようにしたいものです。




ボカシのすすめ

発酵か腐敗か…土の中でどっちに転ぶか分からないようなことを避けるため、あらかじめ有用菌で有機物を上手に発酵させたものがボカシ肥料です。
これなら一次発酵済みなので温度が上がることもないですし、有用菌によって分解され、根が吸収できる栄養分になっていますから安心して施肥することができます。
ベテラン菜園家ともなれば、自分の手に入れやすい有機物などを利用してオリジナルの『ボカシ』を作り菜園に投入しています。

🔗7日で完成 米ぬか・もみ殻 ボカシ・堆肥づくり/好気性発酵 はこちらから




数種類の有機質肥料を発酵させた即効性の肥料をボカシ肥料といい、落ち葉やバークなどを入れ、分解がゆっくりで土壌を改良するような働きを持つもので一次発酵が済んでいるものを完熟堆肥といいます。

ここをしっかり押さえ、理解しておくことが大切です。

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